【JO1】Lotus (ページ34)

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「お疲れ様でした」

いよいよ間近に迫ったデビュー日。

俺らは連日遅かったこともあって
少し早めに終わりに。

蓮「瑠姫」

瑠「ん？」

蓮「…昨日、分かってたんやろ？」

瑠「ん？何のこと？(笑)」

瑠姫に昨日の事を聞きたくて楽屋の隅で話しかけると
瑠姫は笑顔でとぼけた。

蓮「でも、ありがとう」

瑠「素直になれた結果でしょ？」

蓮「まあ(笑)」

瑠「で、どうなったの」

蓮「え、いや、何も？」

瑠「どういう事？！」

瑠姫の大きい目が更に大きくなって。

瑠「Aさんは何て？」

蓮「好きとは言ってくれたけん」

瑠「で、蓮くんも好きなんでしょ？」

蓮「はっきり言わんとって(笑)」

瑠「それで？」

蓮「おわりやけん」

瑠「付き合うとかは言わなかったの？」

蓮「それは今は違うけん。言わんかった」

瑠「そっか。まぁ、蓮くんが
考えての事なんだろうけど」

蓮「まだ、Aの横に堂々といれる男じゃないけん。
でも、ちゃんと迎えは行くつもり」

瑠「その間にいい人が現れたらどうするの？」

瑠姫の質問に瑠姫の昨日の言葉が頭をよぎるけど

蓮「大丈夫」

瑠「取られんなよ」

蓮「うん」

Aは渡さないけん。

俺がAの一番星になるけん。