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涼介「じゃあ、また今度。どこか一緒に行こう。」
私の家まで送ってくれた涼介君。
A「送ってくれてありがとう、是非。」
おやすみ、と手を振ると、
涼介「…辛かったら、いつでも、電話かけてきていいから。」
A「へ?」
涼介「言ったじゃん、俺がAちゃんの逃げ道になるって。」
…本気だったんだ、涼介君
涼介「ま、俺なんかに頼ってくれないか。」
そういって、自虐的な笑みを浮かべて、哀愁を醸し出す涼介君を
何故か放っておけなかったのかもしれない。
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A「…辛いとき、頼るね。涼介君」
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吸い寄せられるように、涼介君の胸に飛び込んで
ぎゅっと抱きしめた。
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なんだろう、このいい香りに、包まれて落ち着く感覚。
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涼介「Aちゃん…」
A「涼介君、いつも本当にありがとう。涼介君は優しいよね、」
涼介「…そうかな?俺優しいのかな、」
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A「優しいよ、私が落ち込んでる時に必ず傍に居てくれるもん。」
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「いつも、感謝してるよ」
抱きついて、近くなった体を離して、
少し身長が高い涼介君を見上げる。
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至近距離で見ると、更に綺麗な顔が見える。
女子より綺麗じゃない?
そんな事を考えて、じーっと見つめていると、
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涼介「Aちゃん、それ…反則、」
A「…ん?」
感情を乱したように、髪の毛をグチャグチャとした。
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酔ったように赤い、そしてうっとりとした顔を、更に見つめると
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涼介「今日は、帰る」
下唇を噛んで、何か言いたげそうな顔をしていたから、
凄く気になったけれど、そこは敢えて追求することなく、
A「ばいばい、」
名残惜しかったが、手を振った。
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▽りるらら!.。(プロフ) - 涼氷さん» とてもコメントの返信が遅れてしまい大変申し訳ございません。話の感想とっても嬉しいです!!(笑)これからも、きゅんきゅんして頂けるような内容を頑張って書きたいと思います♪ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
▽りるらら!.。(プロフ) - 苺さん» お褒めの言葉ありがとうございます☆これからも日々精進させていただきますので、愛読していただけたら幸いです^^ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
▽りるらら!.。(プロフ) - 沙絢さん» はじめまして!!とても嬉しいコメントをありがとうございます。本当に更新の励みになります!!;;ゆっくり更新になってしまうと思いますが、お待ちいただけると嬉しいです;; (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
沙絢(プロフ) - はじめまして。受験頑張って下さいね!くれぐれも身体には気をつけて。大好きな作品なので更新も楽しみにしています! (2017年9月18日 23時) (レス) id: 54b92004b3 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - とても面白いです!続き楽しみにしてます (2017年7月12日 20時) (レス) id: 7654bf16e3 (このIDを非表示/違反報告)
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