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よくよく考えれば、先ほどのカフェで注文した「ロイヤルミルクティー」
砂糖を入れなくたって、すごく甘かったな。
涼介君って相当甘党なんだ。ってことに気付いた。
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お勘定を払おうと、机に置いてある注文票を見ようとして、紙を手に取ろうとしたのに
私より先に涼介君がその紙を手に取った。
涼介「Aちゃんは見なくていいよ。」
自分のポケットをゴソゴソしながら、涼介君にそういわれた。
A「……でも、」
涼介「だって、俺が誘ったじゃん。ね?」
私はいつも涼介君に甘えてばかりな気がする。
こんな情けない私なのに、涼介君はどうしていつも、仲良くしてくれるんだろう。
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A「…ありがとう、涼介君。」
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うん!と、満足そうに微笑み、
革ジャンを羽織、ほら行こう。って、指輪の付いた涼介君の手に握られた。
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ビックリした。だけど、少し嬉しかった。
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A「…ね、涼介君」
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暫くしても、離さないその手を見つめて、
涼介君は「身に覚えのないような顔」でこちらを見た。
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A「…私、彼氏い「あのさ、Aちゃん。」
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私の言葉を遮るように涼介君が、
涼介「俺と居る時くらい、彼氏の事忘れてよ。」
瞼に深い哀愁が籠っていて、少し空いている唇が妙に色っぽくて。
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A「…そうだね、気持ち切り替えるね。」
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手を、離さなかったんじゃない。離せなかったんだ。
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▽りるらら!.。(プロフ) - 涼氷さん» とてもコメントの返信が遅れてしまい大変申し訳ございません。話の感想とっても嬉しいです!!(笑)これからも、きゅんきゅんして頂けるような内容を頑張って書きたいと思います♪ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
▽りるらら!.。(プロフ) - 苺さん» お褒めの言葉ありがとうございます☆これからも日々精進させていただきますので、愛読していただけたら幸いです^^ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
▽りるらら!.。(プロフ) - 沙絢さん» はじめまして!!とても嬉しいコメントをありがとうございます。本当に更新の励みになります!!;;ゆっくり更新になってしまうと思いますが、お待ちいただけると嬉しいです;; (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
沙絢(プロフ) - はじめまして。受験頑張って下さいね!くれぐれも身体には気をつけて。大好きな作品なので更新も楽しみにしています! (2017年9月18日 23時) (レス) id: 54b92004b3 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - とても面白いです!続き楽しみにしてます (2017年7月12日 20時) (レス) id: 7654bf16e3 (このIDを非表示/違反報告)
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