随筆が二十三遍 ページ28
夢を見た。､､､もう、夢の中に永遠に居たいくらいに楽しくて、大袈裟に云えば天国の様だった。俺が俺らしく楽しく暮らせて信頼できる仲間や家族がいて、何も知らぬまま楽な暮らしをしていた夢。そんな暮らしが出来たのならどんなに幸せだったか。
その後また夢を見た。次は前とは逆の地獄の様な夢。みんなに厳しく罵倒され何処にも居場所がない、唯々孤独だった。何より苦しかったのは太宰君や中也君、作之助や炳五、大祐や天音に裏切られた事だった。何で俺がこんな目に遭わなきゃいけないんだろうって、その夢の中で俺はこの世の全てを呪ったよ。
そして夢が覚めるとまた世界が違って見えて、所詮は夢の事だけど本当にこれから起きてしまう事なんじゃ無いかと怖くなって、ますます人を信じれなくなった。何でだろう、俺はこんなにも人を信じれない奴だったんだって思ったら涙が出て来た。
道化で壊れて自ら壊して破滅させるとは云ったものだ。少し前の自分は周りが見えなくなっていたのかもしれない。否元々か、今でさえ結局は自己保身の為に動いているに過ぎない。謂わばエゴイストだ。
何で死のうと思ったのかなぁ、生きるのが苦しかったから？
､､､違う。
生きる意味が無くなったとか？
違うよ、今世はそんなんじゃ無い
なら何？俺は何で死のうとしたの？ねぇ教えてよ、本物の、この体の持ち主だった“太宰治”。
俺じゃあ分からない。
ｰｰｰ翌日
数日間休養を摂ると云っても、暇過ぎてならないのが悲しいところだよな。昨日の事はもう過ぎたこととして過去であると思う事にしよう。
目の前には朝食となる、医療食？の様な食べ物が置いてあった。医療食とは思えない程豪華なので目玉が飛び出そうなんだが我慢しよう、あ、飛び出さないからね！？しないよ！？
今日は和食らしい。切り替えが早いって？よく云われる。誰と話してるのだろうか、否、日記を見てる読者の人か。
そう思いながらご飯を口にそっと運び、流し込み、噛み締める。そうすると白米独特の甘い味が口全体に広がった。結構美味い。
学校は今頃どうなっているか、久しぶりに行ったら居ない者扱いされて無いかな、今はこの話は無しにしよう。
それよりも、前世の記憶が無くなりかけているってことが昨日分かった。俺が云った“彼奴ら”。誰だか分からなくなった。自分の事は分かるんだ。けど、それ以外が、否、前世の家族の事、前世の交流してた人たちの記憶が全て消えかけていた。こんな悲しいことがあるだろうか。
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ika - 作者ぼさん» 長々何度も済みません。使用報告にご指摘してくださった事を記載しました。間違っていたらまた教えてください。 (2月17日 20時) (
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ika - 作者ぼさん» 長々何度も済みません。使用報告にご指摘してくださった事を記載しました。間違っていたらまた教えてください。 (2月17日 20時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)
ika - 作者ぼさん» 分かりました。ご指摘ありがとうございます。 (2月17日 20時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)
ika - ikaさん» すみません！私アカウント無しで作っていて、何かエラーでidが変わっちゃったんで次は今のidになります。またあるかもしれませんが気にしないでください！ (1月21日 22時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)
ika - 七色和希（地雷皆無）さん» ありがとうございます！真逆ほぼ自己満足で書いたものを楽しんでくださって此方も嬉しいです😊 (1月20日 21時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ika | 作成日時：2023年11月18日 19時
