ある小説家、二度目の人生...なのか？

随筆が一編 ページ3

「､､まさ､､」
此処は何処だ？
「津島さん､､」
津島？誰の事だ？
「津島さん！」
もしかして俺の事？
『は、はい？』
「此処、百十頁、音読お願いします。」
『､､､分かりました。』
学校､､なのか？死んだ筈なのに、もしかして走馬灯みたいなものなのかもしれないな。うん、きっとそうだ。こんな都合のいい現実なんてある訳が無い。
ｰｰｰ数分後
大祐「なぁ津島！今日って空いてる？」
『あ、うん。空いてるけど、何？』
大祐「今日みんなっていうか、二人で肝試しすんだけど、どう？」
肝試し？､､嗚呼、服からするに夏なのか。人生で体験出来なかった“普通”の学校生活。本当だったらそんな事も、楽しく、今も自i殺なんて事をしないで済んだのだろうか？､､否、それは無いな、それはもう俺じゃない。別人だから。
大祐「？どうした？行くのか？」
でも、
『嗚呼、俺も参加する。』
俺は、今から誰に左右される事もなく自由であると誓う。
大祐「よっしゃ！じゃあ夜九時集合な！逃げるなよーw」
『ﾌﾟｯw逃げないよww』
夜九時､､一応親に聞くか、何にも示さないと思うけど、あの人達は俺の事なんて眼中に無いから。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
､､､此処で合ってるよな？一応表札には津島って書いてあるし、、他の人の家だったらどうしよう、だって元々の自分の大っ嫌いな家のあったとこだし、大丈夫だよね、、？
ガチャ
『た、ただいま帰りました､､』
うわ、入るとこ間違ったか、気まずいんだが､､
母「あら、修治じゃない。お帰りなさい。おやつあるわよ。食べる？」
『え、良いの？俺、食べたら駄目なんじゃ､､』
母「？何を云っているの、お母さんそんな事貴方に云った覚えなんてないわよ？」
“云った事がない”？もしかして此処は走馬灯でも夢でも何でもない本当の、現実､､？
『ｳｯ、やったぁ、、自由、おれはもう縛られる存在じゃない､(泣)』
母「大丈夫！？何か嫌な事でもあったの！？」
『ううん、ただ嬉しいんだ､､』
“普通”でいられる事が。
ｰｰｰｰｰｰｰｰ
『じゃあ、母さん、父さん。行ってきます！』
父・母「「行ってらっしゃい」」
ｰｰｰｰｰｰｰｰ
『あ、良かった。みんな来てた』
大祐「勿論！言い出しっぺ俺だし。」
天音「だよねー、抜け駆けしてたら私が許さないし」
『ヒェッ』←
大祐「幽霊よりお前がこえーよ俺は､､」
天音「は？ふざけてるの？」
大祐「なっ、ナンデモナイッス､､」
尻に敷かれてるなぁ

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