FくんとKiくんの、両片想い。

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香水が効いたのかな。





シーツを整えたときに、ワンプッシュだけ。








あいつが俺に対して、俺とは違う意味だとしても



好意を抱いているのはわかってる。





だからあんくらいのことでも、



北山には結構な刺激になる。






だからソファで寝たがってんだな。







まぁでも、北山のことだから


最終的にはぐーすか寝ているだろう。






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明け方、トイレに目覚める。





戻ってきたとき、なんとなく気になって


寝室の方を覗いてみた。





……静かだな。






寝ているであろう北山の顔をのぞき込む。







「かわい…」







永遠に見つめていられるな、この寝顔。





たまらず手を伸ばして少し傷んだ髪に触れる。





最近の髪型、結構好みなんだよね。






…こいつ、息してんのか？




寝息とか普通聞こえるもんだろ。





ていうかいつも楽屋で寝てるときは…




あ、起きてんのか！！






寝てるフリしてんだな。








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