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「ふじがや!グラスが空いてますよ〜?」
「お、おお…どうも」
火照った頬をぐで〜っと崩しながら
俺のグラスにビールを注ぐ北山。
だいぶ出来上がってんなあ。
北山はそんなに、酒に弱くないと思うけど
メンバーと飲むときは大概こうなる。
気を許してる人といるときの習慣なのか。
「おいおい〜みんな弱すぎだろ〜?
1杯や2杯で潰れちゃってんじゃないよ〜」
自分も相当酔っ払ってる北山が、
すでに突っ伏してしまってるニカや健永、
宮田に声をかけていた。
玉森はしっかり横になって、しっかり寝ている。
「ちょっと、トイレ行ってくるな」
「おう」
わたがトイレへ立ち、個室には
酔っ払った北山と二人きり。
「ふじがや〜もうのまないんですかー?」
「もうやめておくよ。北山もそんなんだしな」
「そんなんってどんなんー」
そう言いながら俺の腕にすり寄ってくる。
「っ…」
そう、これが怖いんだ。こいつの隣は。
「ふじがやぁ…」
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*もえ* - 凄く面白かったです!私この終わり方好きですよ?(笑)らぶらぶな藤北が見れて興奮気味な私←みっちゃんの可愛いさを想像しつつ、太輔君のSな感じも味わっておりました。←これからもずっと応援するので頑張って下さい! (2016年3月31日 21時) (レス) id: 5c5dca3b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつ | 作成日時:2016年3月18日 1時