FくんとKiくんの、両片想い。

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「ガヤ来ましたー！！」


「ごめんな、お待たせ」





久しぶりに７人での飲み会。






撮影があり、後から来た俺は

空いていた席に座ろうとして、一旦ためらう。






…北山の隣か。








別に、ためらうことなんかないよな。




酒癖も悪い方じゃないし、うん、別に。






「ここ、いい？」



「おっ、どうぞ〜」





そのへんの紙袋みたいなバッグをどかしてくれた。




ま、右側には千賀がいるし…


っていやいや。なんの心配だよ。







「「かんぱーい！」」









…まあこんなに俺がきょどってんのも、


それなりの理由があるわけで。







「太輔、お疲れさま。久しぶりに飲もうぜ」


「おう！ありがとー」






向かいのわたに枝豆やら豆腐サラダやら、


お皿に盛ってもらう。





わたが女だったら絶対結婚したいわ。


俺が女でも、絶対結婚したいわ。






というのは理想の話で、


本当に結婚したいと思うのは


隣の、このちっちゃいの。








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