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「いや、あの確かに、確かに気持ち良いとは思った…

け、けど!それが好きかどうかは!」



「なんでそんな否定するの?悲しいなー」



「はあ?お前なに言って…っ!!」





目の前には、というよりももうくっついてる。


唇が。




「んー!!」



藤ヶ谷に強く抱きしめられて

後頭部はガッチリ抑えられてて離れられない。




しかし、不思議と嫌な気持ちはしなかった。



…え?それって。

キスされて嫌じゃないって。


そんな。俺、マジかよ。おい、俺。





「ん…、ね?嫌じゃないでしょ?」


こくりと頷くしかなかった。



「んふ、かわいー北山」




デレデレに笑ってる藤ヶ谷に


くしゃくしゃに頭を撫でられる。


ほっぺもスリスリされる。




うん、全然嫌じゃないね。


めっちゃ最高な気分。



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作者名:はちみつ | 作成日時:2016年4月10日 18時

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