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25、怖い顔をした人の方が優しい ページ25

「おい総悟先行くなっつったろ。…どうも」

赤い顔の男が去った後、入れ替わるようにマヨラーが店内に入ってきた。

「あ、マヨラーさんこん…あっ」

心の中でつけていた名前そのまま口にだしたぁあぁぁぁぁ?!?!
やべっと口を塞いだけど時既に遅し。

「あー…、そういや名前名乗ってなかったな。俺ァ土方っつーんだ」
「マヨ方でいいでさァ」
「バカだろ、お前バカだろ!!」
「すみません…。風鉈です…。ほんと、すみません…」
「いや…いい、本当のことだしな」

マヨ…土方さんはとても大人な人でした。
超助かった。

さっと厨房に入ってマヨネーズを取り出して保冷バックにつめた。
それを持って土方さんのところへと戻る。

「これ、昨日言っていた品です。沖田隊長さんも今出しますから」

どうせドSは…いや、名前で呼んでおこう、沖田隊長はお礼品目当てだろ知ってる。
パンなんか一切見てねぇし。
ちくせう。美味いのに。

「おー…さんきゅ」

レジの後ろにある棚からお礼品を取り出して、今度は沖田隊長の元へ。

「先日は本当にありがとうございました。そ、粗品ですが」
「………毒はいってねぇでしょうねィ」
「お店で買った状態のままですけど…不安なら別の物n」
「別にいい」

ひったくるように受け取ってそのまま店を後にしていった。
…なんか不機嫌じゃなかった?あの人。

「…あー、わりぃな。虫の居所がわりぃみたいでよ」
「いえ。お仕事、頑張ってください」

うん、土方さん目付き怖いけど超大人だわ。

26、海へのお誘い→←24、赤い顔の男



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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:からし | 作成日時:2020年3月31日 19時

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