23、自家製マヨネーズすら嗅ぎ分けるマヨラー ページ23
原作の事は考えるのをやめてまた公園でお弁当を食べてる私です。
すっかり暑くなり始めてきて、ジリジリとした日差しが突き刺してくるし汗も出るけどそれもちょっと気持ち良い今日。
原作の事ばっかり考えていたけどなんか馬鹿らしくなってきたのだ。
だって、最終回有耶無耶な終わり方してたし、この世界がどういう進み方してるのかなんて全然わからない。
ただわかったのは将軍様二人とも亡くなっていて、桂小太郎はいつも通り真選組に追われていて、そよ姫が実権を握っているって事はわかった。
ほぼ終わってんじゃねぇか!!!
そうわかったらもうね、原作とかそういうレベルじゃないでしょう、だってそもそも原作終わってるもん。
あーばからし、原作に出てきてない人物出たりしたらまずいだろって思って必死に関わらないよう生きていたのに既に事は全部終わっていただなんて。
ばくっと勢いよく唐揚げを食べていると、影がさした。
なんだろうと思って見上げればマヨラーがいてキョドる。
「…あの、なにか」
「そのマヨネーズ、スッゲェいい匂いすんだけど、どこの?」
マヨラーはマヨラーだったぁぁぁあ!!
マヨネーズの匂いにまで敏感なの?!
唐揚げにマヨネーズかけてるけど唐揚げのニンニク臭の方が凄くないですかぁ?!
「え、えっと、人から貰った自家製マヨネーズで…」
「自家製、だと…っ?!」
超反応してる。
やばいこの人本当にマヨネーズ馬鹿なんだ。
思わず分けましょうか…?と聞いたら凄く目を輝かせてた。
明日お店に来てください、と言ってパン屋のお店の名前と住所を教えてその場は別れることになった。
マヨラーってすごい。
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作者名:からし | 作成日時:2020年3月31日 19時