episode32 ページ1
な「…自我を取り戻すにはひたすら声をかけるしかない…よね」
ジ「…上手くいくかはわからんけど、一か八かや」
こ「…大丈夫、だよ。莉犬くんだもん」
る「仲間思いの莉犬なら、きっと届きます」
私達の声で戻ってきてくれると信じる
「…行きましょう」
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ
こ「…！莉犬くん…」
「っ……」
海里「ははっw薬品を目の前にしても止まらないかぁ…本当に自我無くなったんだ」
莉「ぅあ゛ぁ゛っ！！！」
牙、長く、鋭い爪。オッドアイの瞳じゃなくて、どちらも濃い赤色の瞳
言葉を発しない、動物のように威嚇するだけ
海里「ん？あ、お仲間さん？戻ってきたんだ…てっきり見捨てたと思ったのになぁ」
私たちが莉犬くんを見捨てる…？
る「頭のネジ、ついに取れましたか？…僕達が莉犬を見捨てるなんてありえないですよ」
こ「自分が大事な仲間を見捨てるような人間だから、そう見えるんじゃない？w」
挑発…
海里「……お前ら、とことんムカつく言い方するね、いいよ。僕が相手してあげるよ！！」ﾀﾞｯ
「！！二人とも！！」
る「…っ…ころちゃん」
こ「！了解、るぅとくん」
な「…！！Aちゃん、あれは二人の作戦だ」
「作戦…？ぁ！そうか…」
莉犬くんはあいつと掴み合いをしてた
掴み合いをしていたら声をかけたって、目の前にいる憎い相手に気が向くから
何をやったって自我を取り戻せない。だから、二人はあえて、危険な挑発をしてあいつを引き寄せたんだ
ジ「…二人がせっかく作ってくれたチャンスを、上手く使わんんとな」
莉犬くんはただぼーっと立っているだけ、周りに見える赤色のオーラは消えない
莉「…ふー…っ…ふーっ…」
突然目の前から敵が消えたから、状況を整理しようとしてるんだ
今がチャンス
「…莉犬くん」
莉「……ふーっ…ふーっ…」
な「莉犬くん、聞こえる？」
ジ「…莉犬っ！」
莉「……ぁう゛ーっ…」
「！！」
こっちを見た…声は届いている
大丈夫、ゼロの可能性が少しだけ動いた
声は届く、諦めずに声をかけ続けるんだ
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ゆん - 最近感想書かなくて申し訳ございません。最高すぎて最高すぎて感想書くっていうのを忘れてしまうんです。すみません。 (10月16日 18時) (
レス) id: 55e7b9ecf1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 今学校なんですけど泣きそうになってしましました (10月16日 10時) (レス) @page25 id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
レモネード(プロフ) - ココナッツさん» �，任垢諭�了解です！ (2023年4月4日 11時) (レス) id: b80b2812a8 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - 頑張ってください！！私は�，�いいです！！！！！！よろしくお願いします！ (2023年4月3日 21時) (レス) @page46 id: ef3e90460f (このIDを非表示/違反報告)
レモネード(プロフ) - 叶乃さん» �，諭�了解！楽しみにしててくれてありがとう！期待に応えられるように頑張るねー！ (2023年4月3日 18時) (レス) id: b80b2812a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモネード | 作成日時：2023年3月12日 18時
