ペンダントの魔法【stpr】

episode8 ページ9

莉犬side



ころちゃんが落ち着いて聞いてって言ったのに…全く落ちつてないし






さ「Aは！！？どうだった！！？」





っ……







な「……覚えて…たよね？」







莉「っ……覚えて、ない…」






る「忘れちゃってるんです…僕達の事」






こ「隣の席に来た時、気づかれもしなかった、話しかけても冷たい目」






な「……そ、んな…」







ジ「ま、マジで…？じゃあ…Aだけ…覚えてないん…？」







そうなる、よね…







莉「ペンダントもつけてるかわかんないんだよね…まだ」







な「じゃあ、もしかしたら人違いかもって事？もし、ペンダントを付けていないとしたら…」








こ「うん…僕達は首につけてるけど…」








る「Aちゃんは違うところにつけてる可能性もありますからね…」








…違う人だって思いたい







けど…思いたくもないような







複雑な気持ち










ｶﾞﾁｬ






「「「「「「！！？」」」」」」









誰…！？がちゃって言ったよね…？







屋上に誰か来た









る「…！！！え……」






な「！！！A、ちゃん…？」







！！やっぱり、初めて会ったなーくんでも直ぐわかるんだ








Aちゃんだって






「……！あ、さっきの…」








ジ「ほ、ほんまに…Aやん……」







さ「マジ、か…」









…やっぱり前のAちゃんとちょっと違う







冷たい目だ。俺達を警戒するような








前の優しい目じゃない。








「……すいません、帰りますね」






こ「！！！ま、待って！！！！！」







「っ…！？ぇ…？」







こ、ころちゃん…？








こ「あの、さ！じ、自己紹介しよ！！と、隣の、席だし！！！」








「……教室じゃ、ダメですか？」








莉「っほ、ほら！！俺たちさ、ころちゃんと仲良いんだ！！だ、から…」








咄嗟に助け舟を出したけど…どうしよう。この後の言葉が出てこない









る「っ僕達もころちゃん繋がりで！か、関わる事が多くなる…から！」








莉「！！」







ナイス、るぅちゃん！






助かったよ…







「………わかりました」








こ「！！ほんと！！？ありがとう〜！」







「……………」






Aちゃんは凄い…普通の人ならここまで警戒しないのにって…くらい俺達を警戒してる







この自己紹介でいい感じになれるといいな…

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