約束した未来で、また。［2］【stpr】

約束49 ページ4

さとみside





さ「……」







友達…？









『さとみくん』






『怪我してるなら動かないで』









友達なんて…俺は、あいつと会ったことなんか…








こ「…っ追いかけなきゃ」









な「っ待って、ころちゃん。…ころちゃんがいう、大事な友達って…なに？」









大事な、友達…あいつが？









でも、大事な友達っていうのが本当なら辻褄が合う








あいつがいう約束。それを俺たちが覚えていない…








あいつが言ってることを信じるべき？ころんがいってることを…信じた方がいい？










『、またっ、未来で！』








これは…あいつと俺達の…約束？










ころんside







こ「…っ追いかけなきゃ」







な「っ待って、ころちゃん。…ころちゃんがいう、大事な友達って…なに？」








追いかけたい。その気持ちだけじゃ、今は動けない








僕が突っ走っても、みんなは混乱するだけ








……説明する？







まぁ、説明しないとそのうち精神科連れていかれそうだしなぁ…









でも説明したところで、みんなは信じる？








僕達は前世があって、Aは…葉月さんはその時の友達なんだって







前世で約束したことを、僕達は忘れてるんだよって







そう言っただけで、みんなは信じる？思い出すの？








こ「…言っても、絶対…信じられないよ」








る「……っころちゃんがいうことなら、仲間がいうことなら、信じますよ」








莉「正直、頭が追いつかない……でも、葉月さんが…友達なら、俺…酷い事言った。だから謝りたい」









ジ「意味わからんし、絶対信じる！って言い切れる自信ないけど…理解して、信じるで」








な「…聞かせてほしい」








さ「……ころんが言ってることが本当なら、…俺たちはあいつに酷い事したから、ちゃんと知りたい」










……そうだ、記憶がなくたって…みんなは優しいままなんだ








信じてもらえないとか、そんなわけなかった








混乱してる中でも理解しようとしてくれてる、









こ「…絶対、驚くし…思い出してなんて言わないけど。頭の中にいれててほしい」








さ「……わかった」








こ「…じゃあ、話すね」








長く話しすぎても混乱するだけだから、簡潔に







みんなの顔をしっかり見て、僕は口を開いた

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