123 ページ32
直央side
トントンから貰ったチョコを食べたら、急にAが泣き出した。
ボロボロと涙を零していくもんだから、みんなその場にいたみんなが困惑している。
チョコを渡したトントンは
tn「ど、どうしたんや？！ そんなに苦かったんか？！」
と動揺している。
Aはボロボロと零れていく涙をカーディガンで拭いながら
「…ごめん、ごめんなさい」
ずっと謝っていた。
何に対して謝っているのか、よく分からなかった。
na「どうした？ 誰もAのこと怒ったり責めたりし取らんで？」
そう言って優しく抱きしめる。
嗚咽を漏らしながらも、私に寄りかかる。
それでも、ずっと、謝っているんだ。
なんで、Aばっかりこんな気持ちにならなあかんのやろうか。
苦しい思いばっかしなあかんのやろうか。
優しく抱きしめることしか出来ない私が悔しかった。
しばらくして、落ち着いてきたA
rbr「何があったん？」
pe「もう大丈夫なの？」
とブラコン兄弟が心配する。
確かに心配するよなぁ。
Aはそれに対して頷くばかりで、話したりはしなかった。
言ってくれればいいのに。
そんなことを思っても、Aの今の状態じゃ無理やろうな。
Aは、どんなに悩んでいても、人を頼ろうとしないから。
よく主将やトラゾー先輩が話してたっけ。
1人で全部抱え込もうとするから、いつ爆発しちゃうか分からないって。
今回のことも。それと関係あるのだろうか。
na「A、いつでも言っていいからね」
そういうと、頷いてくれた。
ちゃんと頼ってくれればええんやけどなぁ。
tn「…チョコ不味かったか？」
と心配そうに聞いてるトントン。
確かにかじった瞬間泣き始めたからそりゃ心配になるわな。
Aは首を横に振る。
それを見たトントンは少し安心したのかほっとしていた。
トントンにそのチョコを貰おうとする
tn「…やめといた方がええで？」
と忠告されたが、気にせずチョコを食べる
ガチめに苦かった
na「苦ぁｯ!!!」
思っきり大きな声で言うと。
tn「だから言いたんに」
と呆れられた。
Aに関しては首傾げとるし。
なんなん、なんでこの2人は平気で食べれるん
おかしいやんけぇ！
なんて思いながらも、最終的に夏休みの話をしていた。
もうすぐで夏休みやからなぁー。
夏合宿に、生徒会で海行くやろ、夏祭りあるやろー。
ホンマに楽しみやなぁ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青海 真優奈(暇人) - ｺﾝﾀﾝﾓって,,,可愛すぎか！？ (2020年7月13日 13時) (
レス) id: 7a9233ef3e (このIDを非表示/違反報告)
Liz(プロフ) - しおりんさん» いいですよね！ 共感してもらえていたら嬉しいです！ (2020年6月7日 21時) (レス) id: cf71a0dbbb (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - ともさんが兄…良い…(￣¬￣) (2020年6月7日 0時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
Liz(プロフ) - 椿さん» そうなんですか？！ なんか…嬉しいです！！ 弓道部は友達が入ってるのですが最初の頃は体力づくりがほとんどだろうです！ 頑張ってくださいね！ 応援します！ (2020年6月1日 22時) (レス) id: cf71a0dbbb (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ぴゅひゅ…これ見て悩んでた部活選びを弓道部にしたぜぃ…感謝やわぁ… (2020年5月31日 18時) (レス) id: 18cb492053 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Liz | 作成日時：2020年5月22日 19時
