6 ページ9
Aside
階段の前まで来ていた時だった。
階段にいた男子が足を滑らし、そのまま倒れてくる。
思わず自分を下敷きにし、庇おうとして、足首を捻ってしまう。
なんなら押し倒されてる状況だし、その後に音で駆けつけてきたゾムくんやらっだぁくんに見られるし、倒れてきた男子には謝られるし。
めんどくさい。なんて思いながら捻った足首をさする。
引きずって帰るか…なんて1番やってはいけないだろう思考に至っていると、急に姫抱きされ
「保健室行かな」
と言われる
そんな行為を受けたのは初めてでかなり困惑した。
保健室に着くと
ps「おー、なんともカオス」
と先生がいない代わりに医大からの大学生に処置してもらうことに。
あだ名はペ神、よくお世話になってる
この人だいたい火曜日と木曜日以外いるよね、授業大丈夫なのかな
姫抱きで困惑しながらも運ばれてきた僕を見てそうつぶやく、まぁ普段は僕がそうして怪我人を運んでるから仕方ないのだろ。
ペ神に処置してもらいながら、運んでくれた男子が
「ごめんな…男なんにああやって運んで」
…この人僕が女だって気づいてないんだ。
知ってるペ神は笑いをこらえてる。
僕も伝えた方がいいのか考えていると、何故かついてきてたゾムくんに
zm「女やで、その子」
という、らっだぁくんをそれに頷いてる
「へ？！」
と驚き、僕を見てくる。
「…女です」
と頷いて言うと、次第に顔を赤くさせてく男子
「俺、え。ちょ、待って…女子に…あんなことしてもうたん？！」
と言って顔を隠す男子、伝えない方が良かったのだろうか。
zm「いや、トントン、赤くなりすぎやろ」
と男子に向かって笑いながら言うゾムくん。
トントンって確か成績優秀者で、学年順位表でだいたい十位以内には入ってる人で。
生徒会だった気がする。
…姫抱きされて、運ばれてたの誰にも見られてないよね、特に女子に。
見られてたらころされるかもしれん
ps「はい、処置終わったけど無理しないようにね」
ペ神の注意に頷き、帰ろうとすると
rd「一緒に帰ろうよ、怪我もしてるし危ないから」
なんて誘われる、なんでもいい為それに頷くと何故か安心される。
こんな僕と帰ってなんになるんだろう
そう思いながらも、ペ神に手を振って下駄箱まで来る。
トントンくんもペ神に怒られて帰宅することに。
tn「真っ直ぐ帰って寝るわ」
と最後まで感謝しながら帰ってくのを見送って帰路についた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 370人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜空 - 直央さん主人公と間違がってんじゃね？って思うくらい設定に直央さんが出すぎてた (2022年7月3日 21時) (
レス) @page3 id: f425e8603c (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - Lizさん» 大丈夫です！こっちが面白かったんで！更新大変だと思います､頑張ってくださいね(*^-^) (2020年5月17日 3時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
Liz(プロフ) - しおりんさん» 消しました！ こちらの勝手な都合です。楽しみにしていましたら申し訳ございません (2020年5月17日 2時) (レス) id: cf71a0dbbb (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - バッテンマークってけしたんですか？ (2020年5月17日 1時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
ゲスぱん - 面白いです。!(^^)! (2020年5月13日 16時) (レス) id: 13ff5723dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Liz | 作成日時：2020年5月6日 15時
