37話 ページ37
ロボロside
夏祭りまであと数日、俺は課題をやったりしていた
「ここがこうで…」
俺が分からないところを、Aが優しく教えてくれる。
ほんとに綺麗な顔立ちだよなー、なんて見蕩れていると。
「…顔になんかついてる？」
と俺に聞いてくる
rb「あ！ いや、えっと…なんも、ついてないです」
と言うと、そっかとだけかえってきて、続きを教えてくれる。
sha「ロボロ情けな」
とシャオロンに言われるがじゃかましいわと言って言い合いしてると、まぁまぁと宥めてくれる。
シャオロンのせいでカッコ悪い所を見してもうた。
暑くなったのか、服をパタパタと動かす。
外を眺めると、他の奴らがホースで水遊びし合ったりしてる
3年生も1年も混ざっとるし、後でトントンに怒られても知らんからな
sha「俺も混ざってこよ」
勉強に疲れたのかシャオロンも言ってしまい、実質二人っきりになってしまう。
…無言なのが辛い
rb「Aは、浴衣とか着るん？」
と聞いてみる
「んー、私服の方が涼しいから私服かな」
来年は浴衣で行ってもいいかもな、なんて呟いてる。
今年見れないのは惜しいが、来年見れるならいっかと考えている俺がいた。
「ロボロは、何か祭りでやりたいことある？」
と聞かれる、花火はみんなで見るらしいし、しかもグルッペンの取っておきな場所でやろ、それはいいとして、やりたいことか。
rb「…射的で、なんか取りたいな…」
なんて子供すぎるやろうか、なんて考えていると
「いいね、取れたらかっこいいと思う」
そう言って微笑んでくれるA
それにドキッと来た俺は、多分もう堕ちてる。
きっと、無自覚なんやろな…。
なんか悔しい。
俺は、机に置いてあるAの手を握る
「…どうした…？」
と俺に優しく問いかけてくる、意識をしてないみたいだが、俺の手を見て
「…ロボロの手、僕よりも大っきいね」
なんて呟く。
考えてみれば、俺よりも小さく、細い指先、それに白い肌。
脆く、強く握ってしまったら壊れそうで少し怖くなる
でも
rb「…そのおかげで、守れるからなAのこと」
嬉しかった、少しでも、大きい手で、Aが守れると思うと。
するとAは固まって返事が帰ってこない、顔を見てると赤くして固まっていた。
俺も、自分の言った言葉を思い出し、赤くなって手を離す。
あかん、恥ずかしいやん。
「守ってや…」
Aが小さくそう言う、
「…おう」
俺の顔は熱いままだった。
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まつり(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても素敵な話でした！ありがとうございました！実は新作の方も読ませていただいていますので、そちらの方も応援しています！！頑張って下さい！ (2020年5月8日 21時) (
レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
喋るコンソメスープ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最初から一気に読んじゃって、とても面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年5月6日 17時) (レス) id: 9db4d2d599 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 完結おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2020年5月6日 16時) (レス) id: ca0acacdc2 (このIDを非表示/違反報告)
Shaoron - 初コメ失礼しゃす！めっちゃおもろいです！更新頑張ってくださいな〜！←日本語おかしい馬鹿が通りまぁ〜す↑ (2020年4月2日 18時) (レス) id: acfbfe7fa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Liz | 作成日時：2020年3月23日 20時
