15話 ページ15
Aside
「別に、痛くもない、大丈夫」
頬を叩かれるなんて、慣れてたから。
そこまで痛くはなかった。
そしてらっだぁが近づいてきて
rd「よし、二人にパフェ奢ったる！ 行くぞー」
突然そう言って、先に行ってしまう。
僕はトントンと目を合わせて、少し笑ってらっだぁについて行った。
らっだぁがよく行くというカフェについて、パフェを注文する。
tn「えー、じゃぁコーヒーゼリーパフェで」
「チョコパフェ…」
rd「じゃあイチゴパフェで」
店員がかしこまりましたと言い、注文をし終わる。
tn「それにしても、かっこよかったでA」
トントンがそう言うので、そんなことは無いと否定する。
別に、事実を言っただけだから。
らっだぁが悲しむのは友達として見たくなかったし。
rd「そういえば、Aが叩かれた時、トントンめっちゃ般若だったよ」
らっだぁがトントンを見ながら言う。
tn「はぁ？！ な、らっだぁやって！ キレとったやんか！！」
そして二人が言い合いを始める、なんだかそれが面白かった。
「…二人の、気持ちは、わかったから、パフェ来るよ？」
そう言って僕は二人を宥めた。
結構友達に恵まれてるなとも思った。
気にしなくてもいいって僕自身が思ってても、二人は心配してくれたんだから。
姉さんの勧めで、寮生活になったけど、それが良かったんやろな。
それからまた普通な日々を過ごしてきて
五月が終わり、梅雨の時期がある六月になったぐらいだった。
「お届け物でーす」
寮に姉から僕宛てに届け物が来たのだ。
昨日ぐらいにチョコ届けたから是非食べてねって言ってたけど…これか。
梱包をといて、チョコの箱を開ける。
綺麗なチョコの粒が仕切りに一個ずつ入っていた。
…美味しそう。
そう思い一粒口に含んでみると
ほんとに美味しかった。
生チョコがコーティングされていて、噛んだ瞬間に中の生チョコの味が口の中に広まる。
生チョコの味もなんとも表現し難い…。
まぁ、僕がそこまでお菓子を食べたことがないからなんだけど。
なんの隠し味が入ってるんだろ。
知りたいという欲求と当てて見たいという欲求に、かられて。
チョコの粒を一粒ずつ口に含んで楽しんでた。
チョコの説明もよく見ずに。
_______________
こちらのチョコは、生チョコの隠し味としてラム酒を用いております。
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まつり(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても素敵な話でした！ありがとうございました！実は新作の方も読ませていただいていますので、そちらの方も応援しています！！頑張って下さい！ (2020年5月8日 21時) (
レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
喋るコンソメスープ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最初から一気に読んじゃって、とても面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年5月6日 17時) (レス) id: 9db4d2d599 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 完結おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2020年5月6日 16時) (レス) id: ca0acacdc2 (このIDを非表示/違反報告)
Shaoron - 初コメ失礼しゃす！めっちゃおもろいです！更新頑張ってくださいな〜！←日本語おかしい馬鹿が通りまぁ〜す↑ (2020年4月2日 18時) (レス) id: acfbfe7fa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Liz | 作成日時：2020年3月23日 20時
