13話 ページ13
トントンside
最近、らっだぁの惚気話を聞いていると、Aの顔が時々変わっていくのが見えた。
もしかして…らっだぁに恋してるとか？
そう考えると、なぜだかもやもやした。
とてつもなく苦しかった。
でもほら、らっだぁだって、彼女さんおるし…多分大丈夫やろ。
そう考える俺は最低だろうか。
それからしばらくして、らっだぁから衝撃的な発言を聞いた
rd「…俺、彼女と別れた！」
そういうらっだぁはどこかスッキリしている笑顔で、その表情を見ているAもどこか悲しそうな顔をしていた。
やっぱり、好きなんかな…
でも、未練は全くなさそうな表情なのになんでそんな苦しそうなんやろ
でも、どうして突然別れたんや？
zm「な、何があったん、あんな幸せそうやったやん」
ゾムが困惑しながら問うと
rd「いやー、最近めっちゃドタキャンされててさ、なんか気持ち変わってきたんだよね、友達の方が良かったって、それで振った！」
と笑っているらっだぁ、無理をしているようには見えなかった。
zm「そっかぁ、これでお前も非リアの仲間か！」
と励まそうとしてるのかからかってるのかゾムがそう笑いかける、
でもAの方を見ると、どこか悩んでる様子だった。
なんで、そんな顔してるん？
その原因がわかったのはすぐだった。
翌日の放課後、廊下を歩いているとらっだぁが空き教室がある所の壁にもたれていた、俺に気づいてシーっと人差し指を口に当て合図してくる。
なんやろうなと思っていると、空き教室から声が聞こえた。
見てみると、らっだぁの元彼女さんと、Aが話していた。
なんかあったんやろうか
少し耳を立てて聞いてみる
「…あなた、らっだぁと仲良いんでしょ？ だからさ、仲直りするために手伝ってよ」
元彼女さんがそんなことを言う。
喧嘩別れだったんか？
なんて思っていると
「嫌です、僕はそんなことできません」
とAが反抗している
「なに？ らっだぁのこと好きなの？」
とこの先を聞きたくはなかった、らっだぁのこと好きってAが言ったら、俺はどうにかなっちゃいそうで怖かった
でも、Aの返答は
「好きですよ、友達として、友達だから、嫌なんです」
と答えた。恋愛として見ていなかったからなのからっだぁが苦笑している。
「意味わかんないんだけど、さっさと協力して「らっだぁと付き合ってた時、浮気してましたよね」っ！」
Aがそんなことを言う。らっだぁは知っていたのか俯いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まつり(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても素敵な話でした！ありがとうございました！実は新作の方も読ませていただいていますので、そちらの方も応援しています！！頑張って下さい！ (2020年5月8日 21時) (
レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
喋るコンソメスープ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最初から一気に読んじゃって、とても面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年5月6日 17時) (レス) id: 9db4d2d599 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 完結おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2020年5月6日 16時) (レス) id: ca0acacdc2 (このIDを非表示/違反報告)
Shaoron - 初コメ失礼しゃす！めっちゃおもろいです！更新頑張ってくださいな〜！←日本語おかしい馬鹿が通りまぁ〜す↑ (2020年4月2日 18時) (レス) id: acfbfe7fa7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Liz | 作成日時：2020年3月23日 20時
