繰り返される呪い【進撃の巨人】 (ページ47)

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47話ページ47

それからエレンとミルフィーナは、女性兵士と背の高い金髪髭面兵士と共にようやく地下牢から出ることが出来たのであった。
地下牢を出たはいいが、これから起こることに対し2人は不安を感じていた。
そんな2人の様子に構うことなく女性兵士がずっと喋り続けていた。
どうやら女性兵士はハンジ・ゾエという名らしい。そして金髪髭面兵士はミケ・ザカリアスというらしい。
ふたりはなんと、調査兵団の分隊長をしているというのだ。そんな彼らがこうして2人についているということは、バケモノたちがよからぬ事をしでかすという信用のなさを表しているわけだ。
それが分かったミルフィーナは街のため人々のためにした事なのに何故このような扱いを受ける必要があるのかと怒りを感じていた。
その時、ミルフィーナは後ろから首元の匂いをスンスンと嗅がれ驚いて振り返った。
するとミケが匂いを嗅いでいた。気づかれているのにも関わらず、ずっと嗅いでいるのだ。

「え、ちょ･･･何してるんですか！？」

ミルフィーナは顔を引きつらせながら訪ねた。すると、ハンジが笑いながらミケの代わりに答えた。

「彼はいつもそうなんだ。そうやって初対面の人の匂いを嗅いでは鼻で笑う癖があるんだ。･･･んまぁ、特に意味はないと思うね。」

ハンジはそう言うが、ミケはいっこうに嗅ぐことを止めない･･･。ミルフィーナはハンジの話など耳に入れず、･･･否耳に入れることが出来なかったと言うべきであろう。何しろ初対面の男性にずっと匂いを嗅がれているのだから。

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