繰り返される呪い【進撃の巨人】 (ページ21)

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21話ページ21

「僕達訓練兵34班･･･。」

アルミンのやっとの事で絞り出した声に周りの視線がアルミンへ集まった。

「5名は自分の使命を全うし壮絶な戦死を遂げました･･･。」

アルミンのその言葉に、辺りはさらに暗く、重い雰囲気に包まれた。

ミカサは静かに皆の前に立ち剣を空へ掲げた･･･。

「私は強い･･･すごく強い。･･･ので、私はあそこにいる巨人たちを蹴散らすことができる。例えば1人でも。･･･あなた達は腕がたたないばかりか、臆病で腰抜けだ。とても残念だ。ここで指を加えたりしてればいい。･･･指をくわえて見ていろ。」

ミカサがそう言うと周りの兵士たちがそんなこと無理だとミカサへ訴える。

「できる。･･･出来なければ死ぬだけだ。勝てば生きる。戦わなければ勝てない。」

ミカサはそう言い残すと1人で本部へと向かった。
ミルフィーナはミカサのあとを何も言わず追った。
するとミルフィーナのあとに続き、ジャン、コニー、と次々に皆が飛び出した。
ミルフィーナはミカサの異様な速さに違和感を覚えた。
次の瞬間ミカサのガスが切れ落ちていった。ミルフィーナは慌てて方向転換しようとしたが、今、横にそれてしまえば他の人たちとぶつかりワイヤーが絡まってしまう･･･。そう思い、ミルフィーナは1度屋根の上に止まろうとした。が、すぐにアルミンがミカサの元へと飛んでいったのを見るとミルフィーナは、そのまま前へ進み続けた。
アルミンがミカサを助けてくれると信じて･･･。