繰り返される呪い【進撃の巨人】 (ページ12)

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第三章 12話ページ12

第三章
悪夢襲来

あの日の記憶は相変わらず唐突に彼女を襲う。だが、彼女は必死にその恐怖と戦いながら何とか訓練をこなしていった。

あの出来事から声をかけてくれる人が多くなり、ミルフィーナはミルフィーナなりに人間関係を築いていった。
･･･がそこにジャンはいなかった。ミルフィーナはジャンとあの日からどう関われば良いのか分からず避けるようになっていた。ジャンも同じなのかミルフィーナを避け、最低限の関わりを持つだけになっていた。

そんなこんなで3年が経ち、いよいよ訓練兵の卒業を迎えた。
日が沈んだあと、訓練兵トロスト区本部へと集まった。
そこでは成績優秀者上位10名が呼ばれ、憲兵団を志望する権利が与えられた。

10番、クリスタ・レンズ
9番、サシャ・ブラウス
8番、コニー・スプリンガー
7番、マルコ・ポット
6番、ジャン・キルシュタイン
5番、エレン・イェーガー
4番、アニ・レオンハート
3番、ベルトルト・フーバー
2番、ライナー・ブラウン
首席、ミカサ・アッカーマン

が選ばれた。
残念ながらミルフィーナは選ばれなかった。

その後、訓練兵らはトロスト区の大食堂で食事を摂ることとなった。

「わーーい！これで、食料に困らないですね！」

「やっと憲兵団にはいれる！」

皆、卒業した喜びを分かち合っていた。