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第三話[世の不条理] ページ6

何だかんだで国木田...?と云う人が
奢ってくれることになった。









「勝手に俺の財布で太っ腹になるな太宰!」


「嗚呼、名乗るのを忘れていたね。


私は太宰、


太宰治だ。」


太宰治
要注意人物リスト行きだな。




ってか完璧シカトしましたけど大丈夫ですか←


「ところで君たち名前は?」


「中島敦...ですけど」


「敦君。ではそこのお嬢さんは?」


キモイ...←


『.....................倉代A。』


「うん!善い名前じゃあないか。」


『!』


褒め...られた?
何だろ。さっきも敦に

「素敵な名前ですね」

とか言われたけど、
今まで独りで生きてきたから、
こういう感覚慣れてない......


「さぁ行こう国木田君の奢りだよ」


「オイ太宰!
だから勝手に俺の財布で太っ腹になるなッ!」


良いのだろうか。









今、此奴らは動いている(・・・・・)


そう、今なら消せる(・・・)のだ


だが...


『......まぁ良いか』


「何が?」


『なんでもない』


偶には
運命の流れって奴に乗ってやろうじゃないか。


__________
________
ポートマフィア首領執務室前



ある男は其処に立っていた


コンコンッ

「首領、中原です。」









「あぁ、"また"か。」←









「もう入りますよ首領…」


ガチャン




「ねぇーお願いだよエリスちゃぁーん」


「イヤよ」









実はこの首領、幼女趣味(ロリコン)なのである







「首領」


少し大きめの声で呼ぶ



「「ん?」」









「(帰りてぇ)」


「さて、中也くん、君は何も見ていない。」


「ハイ」←





「君を呼んだのは最近頻繁に見られている
或る現象についてだ。」


やっと本題に入る


「......例の"消滅少女"ですか。」


「嗚呼、あれは恐らく異能力だろう。
ただ情報が足りなさ過ぎてねぇ。」


「......情報を秘密裏に集めろ。



という事ですね。」


首領、そう呼ばれる者は微笑んだ


「恐らくとても強力な異能力だろう。
是非ポートマフィアに欲しい...




頼んだよ中也君。」


「了解しました」



そんな会話があるのは誰も知らない

第四話[消したい過去と生きたい未来]→←第二話「本日も憂鬱なり」


ラッキーカラー

あずきいろ


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作者名:蒼花 | 作成日時:2019年5月23日 18時

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