モブになりたいんですが。に。【ハイキュー】【青葉城西】

なりたいんですが。49 ページ11

水道に向かうと、英がいた。
…最悪。


国見「おはよ」

『…はよ。』


実は昨日よく寝れていない。
好きとかそういうの考えてたらもうだめだった。


『仁花ちゃんのせい……』

国見「なにが？」

『いや、なんでも』


なぁーにを意識してんだ私は。乙女かよ。


国見「…そーいや聞いたよ、八代さんのこと。」

『どうすんの？協力してくれる？』

国見「できればしたくない。」

『そ。別にいいケド。』


よしいいぞ、いつも通りだ。いつもの喋り方だ。
…って乙女かよ。(2回目


国見「あとさあ…」


ずぃっ、と英の顔が近づく。ちか…


国見「昨日、風呂いてさ。聞こえたんだよね」

『は、』

国見「Aって俺のこと好きなの？」

『は、え、』

国見「俺はAのこと好きだけど」


顔に熱が集まるのがわかる。
なんで聞いてた。そしてなぜそれを言った。
てかもうなに言えばいい？恥ずか死ぬ…


『い、やなんでそれ言ったし』

国見「知りたかったから？」

『疑問形っ！！』

国見「…で、どうなの」


そう言って少し頰を赤らめる英。


『好き…なんだと思う…

いつも一緒にいてくれるし……
変態発言多いけど…
私のこと傷つけないように、
って…思ってくれてるし…
隣にいんのが当たり前だったけど…
みたいな。

なんっだよこの青春恋愛ドラマ的な！！』


自暴自棄です。放っておいてください。

英の方を見ると、クスクスと笑っていた。


国見「なにそのくさいセリフ…w
そんなこと言うとは思わなかったw」

『なっ……！』

国見「じゃあさ、改めて言うから。




……俺と付き合ってくれる？A」

『うん…嬉しいけど、でも…なんというか…』


従兄弟で結婚って……
でもこんなこと言ったら、結婚したいの？とか笑われるやん…


国見「従兄弟だってこと気にしてる？」

『そのとーりでござーます』

国見「いとこでも結婚できるから別に大丈夫。」

『え……まじ？』

国見「まじ。」

『そっか…はは…』


なんだこのこそばゆい感じは。


『あー、なんかムードもクソもない告白になってごめん。……よろしく。』

国見「うん。よろしく」


そう言って、英はニカッと笑った。




影から見守ってた方々↓


金田一「よ"がっだなあ"！！！」

花巻「金田一なんで泣く。
やっぱそうなるよなぁ…」

松川「あとで国見イジるか。」

岩泉「ってことだ諦めろお前ら。」

及川「ちぇー」

黒尾「気に入ってたのになぁー」

孤爪「別にわかってたし…」

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