#4 ページ6
……………………………え？
zm「A？おーい？」
「あ、あぁ、別に着いてくること自体は全然大丈夫なのですが…」
そう、着いてくること自体は全然大丈夫なのだ。
それに幹部様の頼みを断るなんて有り得ないからな。
絶対に承諾するに決まってる。
…だけど、私に着いてきたりしたらゾム様がほかの幹部様から嫌がらせをうけたりしてしまわないだろうか？
いくらゾム様といえども、無能と仲良くしてるところなんか見られたら何をされるか分からない。
zm「？なんや、俺の心配してくれてんの？」
「ｺｸｺｸ」
zm「そんなん大丈夫に決まってるやん！それに俺になんかしてきたら返り討ちにしてやるしな！」
____なんとも、ゾム様らしい。
こんな自信満々に言われてしまったら何も言えないじゃないか。
心配は心配だが、ここまで言われてしまったなら一緒に行くしかないか。
「分かりましたゾム様。一緒に行きましょう？」
zm「まじで！？よっしゃ！」
とりあえず…ゾム様が嬉しそうにしているし、いっか。
そうして私達は書記長室に向かって歩き出した。
そういえば、私が「一緒に行きましょう？」と言って少し微笑んだ時に、ゾム様のお顔が急に赤くなったんだよな…。
風邪をひいていらっしゃるんだろうか？
……だとしたら何故出歩いているんだ？？？
とりあえず熱がなければいいが…。
______________________________________
その頃のzmは……
(ふわっと微笑むのは反則やろ…！！っはー可愛い。
いつか無意識にAをぎゅーって抱きしめてしまいそうやわ…。
それにやっぱ声可愛すぎるやろ…！
しかもｺｸｺｸってなんなん！？
もう小動物やん？？)
…めちゃくちゃ悶えていましたとさ。
(今度「ゾム」って呼んでって言ってみようかな)
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作者名：るむる | 作成日時：2022年9月24日 19時
