45 ページ46
ツバメ「さぁ、みんなでバカになろう!」
逆立ちしてくれないかな、なんて考える私も相当バカだと思う。
生徒会メンバーに変なゼッケンを渡して、ツバメちゃんは生徒会にバカになろうと誘った。
ツバメ「本気になるなんてかっこ悪い。それは、ダメだった時の言い訳がほしいから。」
始まった、…ツバメちゃんの演説。
ツバメ「…折角本気になったのに、もしダメだったらどうしよう。そんなこと考えて保険をかけて自分を守る。」
ツバメちゃんは周りを見渡した。
ツバメ「弱いクラブも同じ。本当は本気で熱くなりたいのに、モテたいのに…日陰のくせにってバカにされるのが怖くて。自分の立場分かってますよ、俺…とか言い訳する。」
彗のシナリオは…ツバメちゃんの言葉は、当てはまる人にとっては鋭い刃物のようで。
だけど、ちゃんと心に響いてる。
ツバメ「でも、そんな物分りの良いフリはもう飽き飽きじゃないですか?ダサくて何が悪いの?負けて何が悪いの?絶対勝てる勝負だけをする方がかっこ悪くないですか?時間の無駄、そうだよ…その通り。」
どんどん涙声になっていく。
ツバメ「今していることは将来に繋がらないかもしれない。でも…だったら、好きなことを本気で出来るのは今しかないんじゃないかなぁ!」
370人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:莉奈 | 作成日時:2015年3月10日 15時