【あんスタ】毒蛇さんと天使ちゃん。【七種茨】

6.今考えると夢ノ咲やばいね。 ページ7

「人間？」

『たりめーよ』

「で、何言おうとしてたんだっけ」

『吸血鬼先輩が吸血鬼くんに毎日のように暴言吐かれてる話でもする？って』

「しなくていいけど。吸血鬼二人もいるの？」

『兄弟だから』

「なるほど」

『他には…これは昨日の話なんだけど。』

「うんうん」

『いつものように放送で呼び出され、いつものように生徒会室に行ったらばそこで待っていたのは』

「待っていたのは…？」

『笑顔の会長と差し出された書類』

「こえー」

『話を聞くとなんだかよくわからない言葉を使われたもんだから要約すると、「他校との関係が薄いから君には明日から秀越学園に通ってもらうよ。手続きは終わってるからね」とのこと』

「んないきなりかよ」

『んでもってお友達の弓弦が茨について知ってるらしく呼び出してもらって昨日色々話したんだよ。ねー』

「そうですね」

「そんなことが…」

『そんで今朝行こうと思ったら見事に迷子してたまたま会ったジュンくんに道案内をお願いしてやっとこさついたと思ったらさっき通ってたという自分の馬鹿さ加減がよく理解できた数分だったよ』

「えっと…大変だったね」

『ほんとだよ、どうなってるのこの学校。なんで登校する生徒が一人もいないのさ。』

「それは＿＿」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

『あっチャイムなった。職員室行ってきまっす』

「あ、うん…いってらっしゃい」

「人がいないのは寮制だからねって言おうとしたんですか？」

「…うん」

「まあそのうち彼女にもわかりますよ」

「だけど…」

「さ、次の授業の準備をしましょう」

「そーね。」

「…あ、今日授業ない日でした」

「馬鹿か。忘れてんなよ」

＿＿＿＿＿
山口沙彩 ﾔﾏｸﾞﾁ ｻｱﾔ
秀越学園2-S
ツッコミ気質で、よくAのボケを回収している
気さくな性格で人見知りをしない
特待生だが、アイドルというわけではない

7.職員室行くのって緊張するよね。→←5.転校初日って色々面倒だよね。

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