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◇
『いやぁぁああ！！ まだいる、まだ追ってきてる〜っ！！』
一時の休息を過ごしたヒロイン2たちは鉱山の奥に向かうことにしたのだが、その先には先程よりも多くのゴーストがヒロイン2たちを待ち受けていた。
「くそっ、ここもゴーストがうろうろしてんのかよ！」
『Aちゃんっ、魔力切れに気をつけながら頑張って！』
「いちいち構ってたらキリがない、Aが魔法で蹴散らしているうちに先を急ぐぞ！」
泣きじゃくり、一人で走ることが出来ないAの手を引いてヒロイン2は走る。
Aの振り回すマジカルペンからは氷の魔法が発せられ、ゴーストを直視していないにも関わらず全ての魔法はゴーストに名中していた。
先頭を走るデュースにエースはムッとした表情を向けた。
「偉そうに命令しないでほしーんだけど。さっきからお前の攻撃、全然当たってねーじゃん。大体、お前があんな馬鹿な真似しなきゃ、こんなことになんなかったのに」
「元はといえばお前が掃除をさぼったのが原因だろう！」
「それを言ったら、最初にハートの女王の像を燃やしたのはそこの毛玉だぜ！」
「ふな"っ！ オマエがオレ様を馬鹿にしたから悪いんだゾ！」
どっちが悪い、誰が悪いと責任を押し付けあう三人を見ていられず、ヒロイン2が口を挟もうとしたのだが、ヒロイン2よりも早くユウが口を開いた。
「ねえ、三人とも。少し落ち着こうか。ね？」
「「「っ！！ ハ、ハイ……」」」
気のせいだろうか。ユウの顔は笑っているはずなのに全く笑っていないように見えるのは。さらに、その背後には黒いオーラが見えるのもどうか気のせいであってほしい。
ユウの笑みを見た三人は口を閉じ、激しく首を縦に振った。
「うん、それでいいんだよ。これ以上ヒロイン2ちゃんたちの前で格好悪いところ見せないようにね」
「ユウ……怒ったらすげぇ怖いんだゾ……」
「「それには同感……」」
ユウを怒らせるのはやめておこう。三人が固くそう決意していると、ヒロイン2の耳に何か妙な音が聞こえてきた。
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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さんコメントありがとうございます！お友達との作品を面白いと言っていただけてとても嬉しいですっ^ ^これからも楽しんでいただけるように頑張ります(*^_^*) (2021年7月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - やっぱり面白い！素敵な作品をありがとうございます！！他の作品と一緒に頑張ってくださいね！ (2021年7月8日 0時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年7月6日 14時
