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 ヒロイン2とエースが鏡の間にやってくると、中の鏡の前にはデュースとユウが立っていた。








「お前たち遅いぞ」




「あっ、ヒロイン2ちゃんにグリムを預けたままだったね。ごめんね、もらうよ」




「ふな……? ハッ! な、なんだぁ? オレ様は一体なにを……」








 ヒロイン2が腕に抱いていたグリムをユウが抱えると、揺れで気絶していたグリムが目を覚ました。
 どうやら先程までの記憶しかないようで「どうしてこんなところにいるんだゾ!?」とユウに説明を求めていたが、ユウはそれを無視していた。








『グリムおはよう。でも、気絶してた方が幸せだったかも』



「どういう意味なんだゾ? というか、爆発頭が背負ってるのはAか? なんでソイツ寝てるんだゾ?」



「お前が寝させたようなもんだからな。よいしょっと……さっさと行って魔法石取ってこようぜ」








 エースは背中におぶったAをしっかり抱え直すと闇の鏡に向き合う。








「よし、全員準備はいいな。闇の鏡よ! 僕たちをドワーフ鉱山へ導きたまえ!」



『っ……!』








 デュースが闇の鏡に向かって告げると鏡に波紋が現れ、その波紋は次第に大きくなり突然光を放ち、あまりの眩しさにヒロイン2は目を瞑る。
 光が消え、ヒロイン2が目を開けると、そこは先程までいた鏡の間ではなかった。















「ここがドワーフ鉱山……一昔前は魔法石の採掘で栄えたらしいが……」



『夜だからかな、とても不気味だね』








 唯一の明かりは空から照らす月明かりのみ。
 静寂の暗闇の中、どこからか吹いた冷たい空気が肌に触れる度に恐怖心を煽る。








「うぅ……なんか出そうなんだゾ……ユウ、オレ様のそばを離れるんじゃねぇんだゾ」



「はいはい」



「あ、奥の方に家がある。話聞きにいってみよーぜ」








 この広い鉱山を無闇に歩き回るのは得策ではない。
 ヒロイン2たちは住人がいることを期待してエースの見つけた家に向かった。







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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さんコメントありがとうございます!お友達との作品を面白いと言っていただけてとても嬉しいですっ^ ^これからも楽しんでいただけるように頑張ります(*^_^*) (2021年7月8日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やっぱり面白い!素敵な作品をありがとうございます!!他の作品と一緒に頑張ってくださいね! (2021年7月8日 0時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ここ | 作成日時:2021年7月6日 14時

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