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『ご飯美味しかったぁ。ヒロイン2ちゃん、明日もまた来ようねっ』



『うん、もちろんっ』








Aとヒロイン2は大食堂で昼食を食べ終わり、校舎の中を通りながら教室に戻っていた。
周囲から注目を集める2人だが、そんな視線に気付くことなく会話が盛り上がっていると








『あれ、猫がいる』








通りかかった中庭でAは猫を見つけた。








『猫っ!? どこ……っ、いた!』



『えっ、ヒロイン2ちゃん!?』







ヒロイン2はAの視線の先にいる黒い猫を見つけると、一目散に駆け寄っていく。
置いていかれたAはヒロイン2の背中を追いかけた。








『わああっ、可愛いっ……!』



「ふなっ? オマエ、なんなんだゾ?」



『えっ、喋れる猫ちゃんなの? 凄いっ。ねえ、あなたの飼い猫?』



「えっ、女の子!?」








喋る猫を見てうっとりするヒロイン2は、隣にいる生徒に声をかける。
隣にいるということは、この猫の飼い主の可能性が高い。








『ヒロイン2ちゃん足早いね……って、きみ、誰?』



「わっ、また女の子が! あれ、この学校って男子校じゃ…」



『私、A。A・フルリール。で、猫に夢中な子がヒロイン2・プリムヴェールちゃん。きみは?』



「ユ…ユウ……です」








黒猫に夢中なヒロイン2の横でAはユウと名乗った少年に自己紹介をすると笑顔で手を差し伸べる。








『よろしくね、ユウくん』



「あっ、う、うん、よろしくね、Aちゃん」








差し伸べられた手を握り返すと、ユウは恥ずかしそうに微笑み返した。






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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さんコメントありがとうございます!お友達との作品を面白いと言っていただけてとても嬉しいですっ^ ^これからも楽しんでいただけるように頑張ります(*^_^*) (2021年7月8日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やっぱり面白い!素敵な作品をありがとうございます!!他の作品と一緒に頑張ってくださいね! (2021年7月8日 0時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ここ | 作成日時:2021年7月6日 14時

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