Part.6-2 ページ37
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僕はおかしな監督の使いっ走りなんて見なかった。
そう。
箱の中は空っぽで、あの隠れる気のない変な人なんて見てないのだ！
「当たりを引いた人はー、な、ん、と、つらーい練習をサボってOKー！その代わりにちょっとした雑用を引き受けてもらいまーす」
僕の動揺に気づいているのかいないのか、監督はいつものハイテンションで告げる。
むう、心が揺れてると監督の声ちょっとムカつくな。
小僧丸サスケくんが怒るのもここに来て理解できた。
「あと、マネージャーの方々もくじ引いてくださいねー」
『……僕も？！』
見ると、大谷つくしちゃんも驚いている。
事前に知らされていなかったんだろう。
まあそれは選手のみんなも一緒っか。
「ほーら早くしてください〜」
監督に急かされたので、仕方なく腕を突っ込んだ。
いや、仕掛けがあるのは何と無くわかってたけど、中に人がいるって知ってるとなんかこう……ね？
あ、いま紙手渡されたぁ！
絶対いま手渡しだった！感触的に！
どうせ決まったものしか出ないってわかってるし、潔くそこで手を引いた。
中を確認する。
『……あたりだ』
なんだろう、当たったのに嬉しくない。
「あ、
大谷つくしちゃんが混じり気のない笑顔で言った。
知らないからそんなこと言えるんだー！
元気なく返事をしたら、ちょっと疲れてない？って心配そうに言ってくれる彼女。
優しい。
それに比べてあの監督は……
こちらを見た監督の、いつもと変わらない顔を恨めしく思った
。
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ふぅ(プロフ) - ☆リズ★さん» 感想ありがとうございます！自己満の、それもわざわざ男主なんて需要ないイバラ道を平気で突き進むこの作品を評価してくださる方がいるとは……。感謝の言葉しかありません。続編も頑張りますので、よろしくお願いいたします。 (2018年7月8日 11時) (
レス) id: d9967a67d9 (このIDを非表示/違反報告)
☆リズ★ - とても面白いです。 作者様のペースで更新を頑張ってください! 私もイナズマイレブンを書いてます。 作者様、良かったら読みに来てくださいね? (2018年7月7日 18時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぅ | 作成日時：2018年6月10日 19時
