Lies and tears ページ12
北「A?」
貴「あ、宏光。」
後ろから顔を覗かせた宏光。
北「ミーティングあるから、来て」
貴「あ、うん。」
私は宏光の後ろを歩いた。
もう、この場所から抜け出したくて、、、
宏光が来てくれてよかった。
大切な友達、取られたみたいで、、。
玉ちゃんの言った言葉が嘘だった、、、。
信じられない。
いつから嘘つきになっちゃったの?
あの、ピュアでカッコイイ玉ちゃんは何処?
北「藤ヶ谷もいるから、、」
そう言って振り返ろうとした宏光。
貴「ごめん。お手洗い行ってくる、、、」
走った。
見られたくない。
北「A!?」
こんな顔、、、。
私、、誰が好きなの?
宏光?玉ちゃん?藤ヶ谷先輩?
「宏光、助けてくれた、、、。」
「玉ちゃん、取られたくない、、。」
「藤ヶ谷先輩、私の好きだった人、、、。」
色んな声が脳内を走る。
まず、この顔を見られたら皆んなひく、、。
だって、、、。
だって、、、。
女子トイレに逃げ込み鏡を見ると、、、
顔をつたる沢山の涙。
貴「ひっく、、、あぁ、
、もう、、ひっく、
、私って、、、
本当に悪い子。」
嘘つきには、、涙が似合う。
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