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24話 ページ26

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保健室の先生に、丁寧に包帯を巻いてもらう。


先「この前は頭打って運ばれて、次は足?忙しいわね」


『ははは…』


本当は今すぐ体育館に戻って試合をみたい。


が、先生はゆっくりと話していた。


先「病院行っておいた方がいいかもしれないわ」


『いやいいです!元気ですから!』


全力で否定するが、先生は行かせる気満々そうだ。


けれど、あまりに俺が拒否するから、先生は親に連絡をする。


もしこれで俺がバレーでもして悪化したら責任問題だもんな。


先「はい、あー…え!?いいんですか!?」


しかし、俺の親は最高に放任主義。


フランス生まれの母親は穏やかだ。


今すぐ病院に行けなんて言わない。


『行っていいですか?』


先「ちょっと待って、担任の先生に…」


先生は内線で担任を呼び出す。


早く体育館に行きたい。


高嶋があいつらチームメイトに迷惑をかけないように見ておきたい。


早くしろよ、と念じたところで、担任が入ってきた。


先「運動はするなよ、いいな?」


『分かりました!…行っていいですか?』


何回も何回も言い聞かされて俺はやっと保健室を出ることが出来た。


しかし、ここから体育館は少しばかり遠い。


この包帯ぐるぐるの足で、たどり着けるだろうか。


俺は、壁に手を着いてゆっくりと歩き始めた。




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作者名:Lie麦マFin | 作成日時:2019年6月8日 16時

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