息をする理由に答えたい【名探偵コナン】

31話 ページ32

本当、俺ってずるい男だよなぁと場違いのことを思った。



















先程のやり取りを思い出しながら、まずは教師達に見つからないような場所から見ていった。
















「我ながら恐ろしいねぇ」

















勘が当たっていた、校舎の方に目を向けると窓枠の下の部分にも仕掛けられているのを見つけた。

















「まずいな…」

















今更1人で突っ走ったことを少しだけ後悔した



















体力的にも時間的にも俺一人で全部解体し切れるか怪しい数だ。


















「まぁ、ここでやらなきゃ男が廃るってもんだよな」



















事前に伝えた通りAに電話をワン切りし、当たりだったことを伝えた。
















Aから松田の方にも連絡する手筈にしてて良かった。


















あいつは爆弾と心中しようとした前科があるから、不安要素は潰しておきたい














この日のためにシミュレーションをした、何度も何度も



















それでも息苦しさと手の震えを感じ、ぐっと拳を握り防護服越しに自身の頭を殴った。

















怯えてる場合か？爆弾もバラして犯人も捕まえて絶対に帰るんだよ！俺はAの息をする(生きる)理由なんだから＿＿＿＿



















爆弾を着実に解体していき、3つ目の解体が終わった頃に警察車両が入ってくるのを見た。



















「ふぅー…でかした陣平ちゃん、A」

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