息をする理由に答えたい【名探偵コナン】

30話 ページ31

辿りたいた先は帝丹高校。








「A、これ着せてくんね？どうせ着方知ってんだろ」














後部座席から引っ張り出し、手渡されたのは防護服。


















『えっ、確かに覚えたけど、これ重っ』

















ケラケラ笑っている研二くんに、汗を滲ませながら防護服を着せた。



















「じゃあ、行ってくる。」















『待ってよ、私も(「ダメだ。俺だけが行く、Aは陣平ちゃんたちのヒントを聞いててくれ｣
















食い気味に止められ、全部言わせて貰えなかった
こんなこと初めてだった

















『嫌だ』














すると、研二くんは優しく私の肩に手を置き、言い聞かせるように優しく言った。















「…俺は警察官で、Aは一般市民だ。市民を守るのが俺たちの仕事だ。なぁに心配しなさんな、またちゃんと帰ってくっから。」


















防護服越しに見えた真剣な眼に、奥歯を噛み締めた。



















「それに、もしこっちがハズレだった場合に次の場所に犯人より早く行かなきゃなんねぇし、ヒント聞いたり防護服脱いだりとAの協力も必要な訳よ」


















頼むよA、なんて困った顔で言われたら私は断れない。


















『知っててやってるでしょ、研二くん』



















「ん？Aしか頼れないんだ」



















『あ゛〜っ！！！ズルいなっわかったよ！待ってる……絶対生きて帰ってきてね』
















本当に研二くんはずるい

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