息をする理由に答えたい【名探偵コナン】

6話 ページ7

私のせいじゃないってみんな口を揃えて言うけど











『あの時私が話しかけてなければ…』











邪魔してなければ研二くんはタイマーが復活する前に解体できてたかもしれない、













ちゃんと処理して無力化できたかもしれない













…私のせいだ














下を向いた時、頭に重く暖かいものが乗ったのを感じた。














「何言ってやがんだ」












『ｯじんぺちゃ…』











そちらに目をやらずともわかった。











「おうっ……まだ目覚まさねぇか」













『うん』


















視界が揺れるのを、眉間と手に力を入れて誤魔化す。











「お前のせいじゃねぇよ、むしろお前のおかげで俺らは…ハギは生きてる。」













Aは頭に乗せられていた手を振り払った。











『もうそういうのやめ「妨害電波｣……え？』

















「お前いつも妨害電波のやつ持ち歩いてるだろ？
しかもハギのそばに居る時は必ずスイッチONの状態で。｣

















確かにそうだ
研二くんとの時間を外部のしかもその場にいない人間に邪魔されたくなくて、高校生の時から自作したものを持ち歩いている
















あの日も持ち歩いており、爆発に巻き込まれ壊れてしまった。

7話→←5話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す