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22話 ページ22
結局マイキー君から連絡が来ることなく圭介の命日(仮)が着実に近付いてきた。
圭介が帰ってこない夜を過ごす度に、未来が嫌な方に変わってしまったのではないか、死んでしまったのではないかと一人恐怖で布団の中で泣く毎日を過ごしていた。
そんなある日、朝部が終わり教室に行くと怪我だらけの千冬が居た。
私の予想が当たってしまい、あの抗争がもう起こってしまったのかと心臓が冷たくなった。
『千冬どうしたんだよ、その怪我！？』
｢カンケーねぇよ｣
そう暗い表情をする千冬の肩を掴み詰め寄った。
『圭介は！？圭介は無事かｯ？最近家に帰って来ねぇ事が多いんだ！』
バツが悪そうな顔から焦りの表情に変わり私の腕を掴んだ。
｢Aどうしたんだよｯ落ち着け！場地さんなら無事だ！｣
もうこのまま千冬に全て話してしまおうかと思った、助けて欲しかった、一人で抱えきれなかった。
『…夢を、見たんだ…圭介が……ｯ。お葬式の夢…』
｢縁起でもないこと言ってんじゃねえよ！場地さんに限ってンなことあるわけねぇ…！｣
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作者名：らいあ | 作成日時：2021年10月18日 17時
