54話 ページ4
｢お前は俺が居なくなっても独りぼっちじゃない、Aが居る、今の仲間が居る。違うか？
だからお前は…ｯお前たちは
Aは彼の元にまた駆け寄り袖口に縋りついた。
『なんで！折角会えたのにｯそんな哀しいこと言わないでよ…さよならなんて厭だ…
小説は？！小説家になるんでしょ…貴方の書いた小説私たちに1番に読ませてよ…』
刹那、映像が流れた。
織田作が遠くなり、銃声が響きわたる。
織田作の
銃声が周囲に反響し、銃弾が地面に転がる音が響く。
後ろで驚いてる雰囲気を感じながら、視線を前に戻し苦しそうな織田作を見やる。
｢…ｸﾞｯ…ﾊｧﾊｧ…、ｯA…
唇を噛み締めて首を力強く横に振る。
｢…子供を…友を、護れ…ｯA！
頼む、俺を
孤児を養い、子供たちと戯れる織田作の笑顔が蘇る。
Aの腕には太宰の包帯が巻かれて、人間失格を使う条件は揃っていた。
涙を浮かべながらゆっくり織田作の元へと歩みを進め、銃を握る彼の手を取る。
『…ｯ、ﾝｸﾞ…ｯ…おやすみっ織田作。』
＜異能力道化の華、人間失格＞
｢有難う……A、生きてくれ…。
俺や太宰よりずっと永く…｣
最期はお互い涙で濡れた笑顔だった。
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ただの一般人 - マジで面白かったです…。泣きました…。もう皆幸せになってくれ……(切実) (7月4日 0時) (
レス) @page17 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - ハズキさん» ありがとうございます！織田作はかっこいいんです！笑 (2022年5月1日 20時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
ハズキ - めちゃくちゃ面白かったです！織田作カッコイイ！正直言って泣きました。 (2022年4月30日 18時) (レス) @page18 id: 6eb9ddde4a (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - リアさん» 読んでくださりありがとうございます！ (2021年12月17日 18時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
リア - めっちゃ面白かったです！👍 (2021年12月17日 17時) (レス) id: 423d647edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいあ | 作成日時：2021年9月8日 22時
