番外編【ゼロの非日常】 ページ18
組織の任務でヨコハマに来ていた。
ヨコハマときいて思い出すのは
先日米花町から去っていった彼女のことだ。
「死者を甦らせる能力か…」
((ゼロ！))
かつての同期たちの姿が思い浮かぶ。
警察官としてすがるわけにはいかない非現実的なことだが自身の目でみてしまっている。
叶うことならもう一度彼らに______
『あれ、安室さんじゃあないですか？何故ヨコハマに？』
任務終わりに海辺で黄昏ていたら最初に思い浮かべていた、太宰Aの声が聞こえた。
「お久しぶり…ですね…。まぁちょっと仕事終わりに海でもと。Aさんはこの辺に住んでらっしゃるんですか？」
『今日はお墓参りに来てまして。』
織田作之助の、だとすぐに分かった。
「Aさんは...お墓ではなくあの時のように能力を使えば彼に会えるのでは」
『嗚呼、異能力には条件が存在するんです。兄さんが満たすことを良しとしないので使えないんです。』
少しの落胆と、微かな安堵。
Aさんが何か言った気がしたが、海の音でよく聞こえなかった。
「…今何か言いましたか、Aさ__」
「よお。ははっ、なんて顔してんだよ」
「寂しんだよ俺たちがもういないから」
「まさか降谷が一番長寿とはな！」
「すまない、ゼロ」
なんッで、能力は使えないんじゃ…と先ほどまで彼女を探すがいない。
なんで、お前らが目の前にいるんだよ…
「ゼロが泣いてらぁ！天下の公安様がそんなでいーのかよ」
松田ッお前な…
「降谷ちゃん、俺らの事大好きじゃん」
ッそうさ！僕はッ
「長生きしろよ、命の張りどころ間違えんな」
君たちのことが
「ゼロ、オレらがついてるから...まあ何もできないけど。無理しすぎるなよ」
大好きなんだ！！
「俺らが憑いてるってか」
「はははっ！！なんだそれ、5点だな」
でも、僕にっとて君たちは100点満点だよ
『おやすみなさい、降谷さん。』
笑顔で涙を流す寝顔に呟いた。
降谷さんのスマホを拝借し、記憶を操作したときに見たロックナンバーと風見さんという人にメールを送った。
風見さんが現れるまで、大切な者を喪った2人で今は亡き人を想った。
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ただの一般人 - マジで面白かったです…。泣きました…。もう皆幸せになってくれ……(切実) (7月4日 0時) (
レス) @page17 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - ハズキさん» ありがとうございます！織田作はかっこいいんです！笑 (2022年5月1日 20時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
ハズキ - めちゃくちゃ面白かったです！織田作カッコイイ！正直言って泣きました。 (2022年4月30日 18時) (レス) @page18 id: 6eb9ddde4a (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - リアさん» 読んでくださりありがとうございます！ (2021年12月17日 18時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
リア - めっちゃ面白かったです！👍 (2021年12月17日 17時) (レス) id: 423d647edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいあ | 作成日時：2021年9月8日 22時
