番外編【凡てを識る男の記録】 ページ15
『＿＿＿織田作、私18になったよ。あの時の兄さんと同い年。初めてのお酒だよ、約束通り付き合って貰うよ。
いつも織田作が呑んでたやつにしてあげた。』
そう少女がボトルを取り出し2つのグラスに注いだ。
そして、1つを石の横に置き、軽く自身のグラスを当てた。
『ん゛マッズ！！よくこんなの好んで呑んでたね！？
ねぇ！安吾は呑めるでしょ？これ呑んでよ勿体ないじゃん』
此方に向かって張り上げられた声に、木陰から姿を表した。
「はは、バレてましたか。
それにしても珍しいですね、Aさんが此処にくるなんて」
『珍しい、というか最近来れるようになったんだ。織田作とちゃんとさよならができたからかな？』
少女と言うには大人過ぎていて女性と言うには少し幼い、
ポートマフィアを抜けたと聞いて最も安心した人物。
((｢Aができるのは
例えば、Aに人間はどうやったら死ぬのか
すると次、誰かが目の前で首を吊ってもAは止めないし焦らない。何故なら首吊りをしても死ななかった
生まれた環境のせいで、生まれ持った才能のせいで真っ当から外れてしまった人物。
((｢そして、その誰かが死んでしまった経験を経て初めて首吊りで人が死ぬ未来と生きる未来の可能性があることを知るんだ。
普通の人なら簡単に推測できるような事でさえ
そんな彼女が好奇心ではなく、自らの意思で選んだ選択肢。
((『＿＿＿＿最後に伝えたい子達が居るんだ。その子たちだけにしか云わない、異能の事も特務課の事も云わない。だけど、調査で高校に潜入してたこと、……もう…会えないこと、ちゃんと伝えたいんだ。』))
「いいですよ、今日は休みなので。Aさんの代わりに呑みましょう。
もう少し優しいものから挑戦してみては？付き合いますよ。」
織田作さん、もうAさんは“子供”ではないですよ
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ただの一般人 - マジで面白かったです…。泣きました…。もう皆幸せになってくれ……(切実) (7月4日 0時) (
レス) @page17 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - ハズキさん» ありがとうございます！織田作はかっこいいんです！笑 (2022年5月1日 20時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
ハズキ - めちゃくちゃ面白かったです！織田作カッコイイ！正直言って泣きました。 (2022年4月30日 18時) (レス) @page18 id: 6eb9ddde4a (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - リアさん» 読んでくださりありがとうございます！ (2021年12月17日 18時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
リア - めっちゃ面白かったです！👍 (2021年12月17日 17時) (レス) id: 423d647edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいあ | 作成日時：2021年9月8日 22時
