52話 ページ2
｢俺は…お前を忘れられない。
…此は確かなことだ。…だがな＿＿＿｣
＿＿＿＿その後の彼の言葉は経験がない筈なのに大体予想がついてしまっている。
其の続きを聞きたくなくて、
聞こえる筈のない心音を探すように強く耳を彼の胸に当てる。
其れでも聞こえてしまった彼の言葉。
｢Aは…俺のことなどもう……忘れろｯ…｣
言葉とは裏腹に織田作の彼女を包み込む力が強まった。
『ｯ…云ってることとやってる事が滅茶苦茶だよ？余計忘れられないよ、織田作』
｢……Aはずば抜けた記憶力を持っていたからな…｣
2人して無理に明るく云おうとしている事が丸わかりで、
世良は自身に初めて忠告してきたAの泣きそうな顔の理由が解った気がした。
『そうじゃないってば！
私ｯ織田作を愛してる…今までも、ずっと…、だから……忘れられないｯ織田作の顔も声も匂いも好物も全部全部ｯ
私の
織田作はAを一層強く抱き締めた後、その腕を離し距離を取った。
『織田作ｯ』
行かないで＿＿＿＿
Aの伸ばした手が空を切った。
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ただの一般人 - マジで面白かったです…。泣きました…。もう皆幸せになってくれ……(切実) (7月4日 0時) (
レス) @page17 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - ハズキさん» ありがとうございます！織田作はかっこいいんです！笑 (2022年5月1日 20時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
ハズキ - めちゃくちゃ面白かったです！織田作カッコイイ！正直言って泣きました。 (2022年4月30日 18時) (レス) @page18 id: 6eb9ddde4a (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - リアさん» 読んでくださりありがとうございます！ (2021年12月17日 18時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
リア - めっちゃ面白かったです！👍 (2021年12月17日 17時) (レス) id: 423d647edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいあ | 作成日時：2021年9月8日 22時
