35話 見る ページ37
范無咎視点
エリス「あ゛〜引かれた〜〜！！」
ナマエ「大勝利ですよｫｫｫ！！」
エマ「やったなのAちゃん！ギリギリビリ回避なの！」
ナマエ「エマちゃんそれ本当に褒めてる？」
結局Aが勝ったらしいババ抜きは大盛り上がりだった(負けたらしいオフェンスも含め)
こういう所を見ると、盛り上げるのが上手いから、本人も楽しめているように見える。
そんなどうでもいいことを考えていると、機械技師がトランプのケースを肘で落としそうになっていた。
そのまま落ち──
ナマエ「おぉっと……」
トレイ「あっ……ありがと、A」
ナマエ「だいじょぶ、セーフセーフ！」
──る前に、Aがキャッチする。
落とす前に気付いて受け止めた…反射神経がすごいのか？いやあれは落とす寸前に気付いた、というより……
ルキノ「周りをよく見てるな」
范無咎「……やはりそう見えるか」
ジョゼ「あれ、少し前まで嫌ってたのに、もう分るの？僕はつい最近まで全部、勘で働いてるのかと思ってたのに」
謝必安「なんだか野生動物みたいですね」
ルキノ「実際そう思うように"見せてる"雰囲気はあるがな」
そう言ってAを見る魔トカゲと写真家の目はとても優しいものだった。
范無咎「……爺と孫か」
ジョゼ「オーケー分かった、写真を撮ってほしいなら素直に言い給え」
謝必安「ま、まぁまぁ……」
ルキノ「私はまだ孫が出来る歳じゃないが……」
范無咎「そこじゃないだろう」
謝必安が写真家を宥めているのを横目に、Aの方を見ると…また目があう。今度は逸らさずにいると、一瞬不思議そうな顔をするが、嬉しそうに笑顔で返してきた。
コロコロと表情が変わるのがなんだか面白くて、俺も少し広角を上げて返す。
すると、驚いて椅子ごとひっくり返りそうになっていた。何をしてるんだか……
ルキノ「……ふむ…ジョゼフよ、どっちだと思う？」
ジョゼ「僕は絶対"ない"方だね、流石に」
謝必安「……因みに私は、もしかしたら"ある"と思いますけど」
ルキノ「2対1か、結果が楽しみだ」
范無咎「おい、なんの話をしてるんだ」
あるだのないだの……いやそれより、謝必安まで混ざるなんてどういうことだ。何のことか知らないが他人を使って賭けるな…！
後ろから聞こえた「イケメソすぎだろ……」にはツッコミきれなかった。
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教六(プロフ) - シャーリーンさん» コメントありがとうございます！こんな作品で楽しんでいただけてとっても嬉しいです…！！只今更新頻度が最悪なことになっておりますが、良ければ気が向いたときにでも覗いてください……！ (2023年3月22日 10時) (
レス) id: a8f6fe50f3 (このIDを非表示/違反報告)
シャーリーン(プロフ) - 前作を読んで飛び上がりなから参りましたどうもこんばんにちは(？？？)黒無常ｻｧﾝ落ちﾃﾞｽｶ最高ですか神ですか神でしたね失礼しました(土下座)ヤンデレエマたそ尊いし可愛いしムジョリータパイセンかっけーしかわよいし発狂して良いですかはい我慢します() (2023年3月21日 23時) (レス) @page30 id: 0f01db0546 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - nonちゃん丸(＾ω＾)さん» コメントありがとうございます！抑えてるけど実はヤンデレ発動してるエマちゃん…良いですよね(早口)前作から見てくれてありがとです！とっても嬉しいです！！ (2021年11月26日 0時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
nonちゃん丸(＾ω＾)(プロフ) - 前作読んでめちゃ好きでこっちも読みはじめました！！エマちゃんの感情が良い………めっちゃ好きです！あばばばばば好き……(*´ω｀*) (2021年11月25日 23時) (レス) @page13 id: 785948bac7 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 或芙さん» コメントありがとうございます！読んでもらえてとても嬉しいです！リアルでの生活が落ち着いけば、また更新できると思うので…ゆっくりですが頑張ります…！ (2021年11月16日 18時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：教六 | 作成日時：2021年11月1日 18時
