34話 やかましい ページ36
范無咎視点
エマ「わ゛ーー！？Aちゃん、そっちは放置されてるから雑草が……！」
ナマエ「うわめっちゃ葉っぱ付いたァッ！！」
エマ「せめて先に何があるのか確認してから歩いてなの！！」
ナマエ「すんません！すんません！！」
何やってるんだあいつは。
午前中は中庭で遊んでいたが、今度は外庭で服に雑草を付けて慌てている。落ち着いて過ごすことを知らないのだろうか……
謝必安「おや、今日はよくAさんを見かけますね」
范無咎「そうだな……って必安、あいつを名前で呼んでいるのか？」
謝必安「…？無咎も名前で呼んでいたでしょう？」
謝必安は不思議そうに言うが、記憶では俺があいつを名前で呼んだことは無いのだ。
それに気付き謝必安はクスクスと笑いながら
謝必安「昨日の練習の時、Aと呼んでいましたよ。無意識だったんですか？」
范無咎「……全く憶えていない」
謝必安「きっと知らずのうちに、Aさんに慣れていたんですよ」
范無咎「そうだろうか……記憶にないというのは、少し不安だが」
段々とあいつのペースに呑まれているようで、なんだか悔しい気もする。だがまぁ無意識のうちに名前を呼ぶくらいなら、本当に気が合うのかもな。
……それにしても、楽しそうだがやかましいなあいつ。
范無咎「あんなにはしゃいで疲れないのか……」
ナマエ「ヘイカモン☆ジョーカー！！」
ナワ「カモンしちゃだめだろ」
エリス「ぐぬ……こっちだ！」
ナマエ「ｯｯｯッしゃいあァ！オラァもう一回！！」
トレイ「喜び方が完全におっさんなんだけど…」
いや本当にうるさいなあいつ
なんだか今日は行く先々で会うからか、やけにあいつの声が聞こえてくる。たかがババ抜きであそこまで楽しめるのはもはや才能だろ。
謝必安「無咎、なんだかやけにAさんのことを気にしていますね。一体どうしたんです？」
范無咎「いや、こう何回も見かけると嫌でも気になる…というか……」
ルキノ「気持ちはわかるが、Aを気にしすぎると精神擦り切れるぞ」
ジョゼ「見てるようで見てないくらいが丁度いいよ、Aは」
范無咎「それは結局見てないんじゃ……」
まぁ要するに、適度な距離を置けばいいということか……アドバイスするなら、もう少しわかりやすく言ってほしいものだ。
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教六(プロフ) - シャーリーンさん» コメントありがとうございます！こんな作品で楽しんでいただけてとっても嬉しいです…！！只今更新頻度が最悪なことになっておりますが、良ければ気が向いたときにでも覗いてください……！ (2023年3月22日 10時) (
レス) id: a8f6fe50f3 (このIDを非表示/違反報告)
シャーリーン(プロフ) - 前作を読んで飛び上がりなから参りましたどうもこんばんにちは(？？？)黒無常ｻｧﾝ落ちﾃﾞｽｶ最高ですか神ですか神でしたね失礼しました(土下座)ヤンデレエマたそ尊いし可愛いしムジョリータパイセンかっけーしかわよいし発狂して良いですかはい我慢します() (2023年3月21日 23時) (レス) @page30 id: 0f01db0546 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - nonちゃん丸(＾ω＾)さん» コメントありがとうございます！抑えてるけど実はヤンデレ発動してるエマちゃん…良いですよね(早口)前作から見てくれてありがとです！とっても嬉しいです！！ (2021年11月26日 0時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
nonちゃん丸(＾ω＾)(プロフ) - 前作読んでめちゃ好きでこっちも読みはじめました！！エマちゃんの感情が良い………めっちゃ好きです！あばばばばば好き……(*´ω｀*) (2021年11月25日 23時) (レス) @page13 id: 785948bac7 (このIDを非表示/違反報告)
妖福(プロフ) - 或芙さん» コメントありがとうございます！読んでもらえてとても嬉しいです！リアルでの生活が落ち着いけば、また更新できると思うので…ゆっくりですが頑張ります…！ (2021年11月16日 18時) (レス) id: 0d154ab0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：教六 | 作成日時：2021年11月1日 18時
