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引き続きレオナside
名前が
そう言ったあと暖かい何かに包まれた
ゆっくりと目を開ければ間近にある草食動物の顔
大きく漏れそうになる溜め息は胸の中にしまって
女は傷つけないように
でもこの温もりは俺が求めていたものじゃない
なんでこいつの腕の中で目覚めたのか、自分でも腹立たしい
「名前！！」
珍しく生徒の名前‥、俺の求める温もりの名前を口にしたクルーウェルは、声を聞く限り酷く焦っているようだ
周囲の奴らは目覚めた俺のことで喧しく騒ぎ、その向こうの声なんて聞こえないはずなのに
「名前」
その言葉がやけに近く聞こえて
俺を囲む奴らの足の隙間から見えたあいつの顎や手には、さっき見たような血
その顔は酷く歪んで今にも壊れてしまいそうだ
「‥名前、」
監「？なにか言いましたか、レオナさん」
この腕を振り払って、さっさとあいつの元に行ってやらねぇと
壊れる前に、俺が
そう思うのに体はうまく動かない
クルーウェルに抱えられて、姿が見えなくなったあいつの名をもう一度口にした
.
なんやかんやあって参加することになったマジフト大会
すでにボロボロだった俺たちだが、それなりに戦えた
「レオナさん、無理しないでくださいー！」
なんて言って寄ってくる草食動物
名前よりも少し低い位置にある頭を撫でてやれば嬉しそうにはにかむ
あいつも撫でてやったらこんな風に、夢で見たように笑うんだろうか
次あったときは撫でてやろうと思いながら、適当に話す
今年もディアソムニアの優勝で終わったマジフト大会
ラギー達と共に保健室に向かえば、此所に運ばれたであろう名前の姿はなかった
治療をして貰いながら、これが終われば名前を探しに行くかなんて考えていれば
パタパタと遠くに聞こえる足音
「おじたーーーーーん！！！」
なぜ此所にいるのか
痛む体を無視して、腹に乗る毛玉を見上げた
「お、おじたん‥？」
呟きと、聞こえてくる笑い声にブンブンと尻尾が揺れる
呑気にはしゃぐ毛玉を退けながら、これからくるであろういじりに大きなため息を吐いた
.
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ただのD判定の人。(プロフ) - あ、ごめんなさい！色々と間違ってました！下のコメ忘れてください！((え (2020年8月19日 18時) (
レス) id: ba2d48fc22 (このIDを非表示/違反報告)
ただのD判定の人。(プロフ) - なんか表示されてるのが名前になってます... (2020年8月19日 18時) (レス) id: ba2d48fc22 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるこ氏(プロフ) - 大好きです、、久々に泣きました、笑この作品を作ってくださりありがとうございます、、！この作品に出会えてよかったです、！頑張ってくださいね、応援してます！( ^ω^ ) (2020年8月19日 4時) (レス) id: f3351ce51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2020年8月3日 17時
