ヤンデレ荘園【短編集】

14　守る　フレディ ページ14

エマ「ひっ！近ずかないで！」

ピアソン「どっかいけよ！
エマさんが怖がってるだろ！！」

またゴキブリがなんか言ってる、朝から五月蝿い奴だ
その後Aがこちらにきた
今日は腕に痣ができている

『フレディ、俺なんかやったかな』

Aがよく貶されるのは普通の事だ

「はっ、あのゴキブリなんかの言葉は聞くな」

『でもさ、親殺したとか嘘なんだよ！？
他にも荘園の物を盗んで売ってるとか！
エマを階段から突き落としたとか！全部嘘なのに！』

それは俺が1番知ってる
俺がそれを流したからな

「誰が流したデマか知らないが俺は信じてやるし
守ってやるから
その流した犯人は荘園の中にいるかもしれない、
気をつけろよ」

『フレディありがとう、もう戻るね』

Aは部屋に戻った
俺はお前に頼られたいからこうした
お前は嘘つきなのに騙されやすい
こんな近くに犯人がいるのに

まあ、解説してやるよ
親を殺したそれは嘘だ、Aはここに来た時親に捨てられたと言った
それを俺が殺したに置きかえて影で皆を説得した
いや、街にいる発言力のある人間にそう伝えてくれと頼んだ
これでAは少し疑われる

次に物を盗んで売った
それはナイチンゲールに頼んでもらった
俺は弁護士だ流石に物は盗まない
だからナイチンゲールに頼んだ
ナイチンゲールは呆れた顔をしてたが
荒れてる荘園見てみたいだろ？と言ったら
確かになと返事したからな
何故これで納得するかはわからない
まあこれでもう、Aはみんなから貶される
エマを突き落としたは頼んだんじゃなく、
エマが夜中階段を降りようとしたら
滑って落ちて、近くにいたAが犯人と疑われた
それでみんなから信頼も全て失って
皆から暴言吐かれてたまに
暴力を振られるようになった

俺はここまでは望んでなかったが
普段は明るいAより
泣きてたり落ち込んでるAの方が
可愛いと思ってしまった
だから後悔はしてない
頼れる人も俺以外はハンターしかいないが
あんな奴らに頼ってたら、俺は発狂もんだ
本人いわく
ハンターにはいい思い出がないから頼らないらしい
だから頼れるのは俺1人だけ
だから俺が一生守ってやるよ

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