社長 ページ40
果てなしのミラーズに行くと、社長が立っていた。
「危険なことをするな。」
「あっ……。これには訳があって。ある魔法少女が魔女になったことと、この果てなしのミラーズが関係してるって調整屋が言ってたんです。それも、誰も会ったことがない魔法少女……で。」
経緯を社長に説明すると納得してくれた。
「行くなとは言わない。だが……。生きて帰ってくると約束して欲しい。」
私は頷くと、果てなしのミラーズの中へ入っていった。
相変わらず、ややこしい作りをしている。
私は武器のククリナイフを構えると一気に使い魔を倒していこうとした、その時だった。
「アナタ、確か……」
緑髪の魔法少女と遭遇した。
彼女の名前はアリナ・グレイ。マギウスの一人で、今は記憶喪失のはずだった。
「何しにきたワケ?」
「何って……鏡の魔女の真相を知るためにだよ。」
「フゥン…。ま、アリナの邪魔をしないなら、好きにすればいいワケ。アリナのメモリーを持っていったのは瀬奈みことだカラ。」
そう言うと、アリナは立ち去ってしまった。
「……なにがしたかったんや、あの人。てか、あの人って天才芸術家のアリナ・グレイやろ?」
「……ふむ、芸術家か……」
私たちはアリナの背中を見送り、そのまま深層へと入っていった。
(というか、ブラムさんたちは着いてきた)
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柚希 | 作成日時:2023年8月24日 14時