十人長と魔法少女。2 (ページ39)

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果てなしのミラーズページ39

神浜に戻った私は、果てなしのミラーズについてみたまさんと話していた。
なぜか、ブラムさんと文ちゃんも一緒だ。
｢それで…その、果てなしのミラーズって…｣
｢一人だけ、辻褄の合う魔法少女が居るのよ。それは、瀬奈みことって言う魔法少女…。｣
｢瀬奈みことって、あの子やん！ウチらに話しかけてきた…。でも、あの子…人やろ？｣
みたまさんは文ちゃんの言葉に頷いた。
ブラムさんが否定する。
｢否。あの娘(瀬奈みこと)は既に死,亡しているはずだ。｣
｢ええ。しかも…瀬奈みことは誰も会ったことがないはずよ。今の神浜で顔を知ってる人は居ないと思うわ。｣
彼女は空港で私たちに姿を見せた。
なんのために姿を見せたのか分からない。
｢…あの子、何がしたかったんやろ。｣
｢分からない、けど……何か目的があるんだと思う。｣
空港での一件で一旦、みことさんは私の中に入った。
｢私、果てなしのミラーズ行ってみる！｣
｢正気か、娘。｣
私はブラムさんの言葉に頷き、果てなしのミラーズへと向かった。
その後を文ちゃんとブラムさんが追いかける。
｢ウチらも行くで、ブラちゃん！！｣
｢言われなくとも。｣
そうして、私たちは果てなしのミラーズへと向かった。
｢これは…趣のある屋敷だな。｣