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だったら、最高の滅びを見せてあげる ページ31

太宰目線
 みことちゃんはクスクス笑った。
そして、顔を上げた。
「だったら、最高の滅びを見せてあげる……!あたしと魔女を融合させて、ぜーんぶ台無しにするの。神浜も、ムルソーも、全部滅ぼしてあげる……!」
「君はそれでいいのか?」
シグマに問われたみことちゃんが動きをとめた。
「……どういう意味?あたしはそれでいいよ。貴方たちには分からないよ。魔法少女がどんな結果を辿るかなんて……!見せてあげる、どうなるのかを……!」
みことちゃんに見せられたのは、魔法少女たちの末路だった。
その中で、一人の魔法少女が立っていた。
「ここはどこだ……?あんたら、何者だ?」
「君は……千鶴ちゃんだね。」
「なんで名前を!?」
彼女はかつての神浜に居た魔法少女、千鶴ちゃんだ。
彼女もまた、魔法少女としての末路を辿ったんだろう。
千鶴ちゃんの姿が消えると、みことちゃんが再び現れた。
「……あたしって何者なのか分からなくなっちゃった……」
「よく聞くんだ、君は瀬奈みこと自身だ。私達に声をかけてきたのも、理由があるんだろう?」
みことちゃんはハッとして私達を見た。
「……それは……。貴方達なら、力を預けていいって思ってたから……だからなの。」
みことちゃんは俯いてしまった。

番外編・みたまさん→←それがあたしに出来る唯一のこと



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作者名:柚希 | 作成日時:2023年8月24日 14時

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