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別時間軸14・ひめなと敦 ページ4

敦目線
 ……どうしてこうなったんだろうか……。
ひめなさんに連れていかれてドラスト巡りとやらをしている。
「あつぴって肌綺麗だよね〜。スキンケア、なにやってるの?」
「いえ、特になにも……。僕、孤児院育ちなんで……」
ひめなさんは信じられない、という顔で僕を見る。
変なことを言ってしまったんだろうか?
「やばっ!スキンケア無しで肌綺麗とか、羨ましすぎる!でもね、あつぴ。スキンケアはちょー大事だからした方がいいよ!夏なんか、紫外線とかで肌に負担かかるし!日焼け止めも大切だけど!あつぴ、色白なのもうらやまなんだけど!まさかとは言わないけど、日焼け止めも塗ってない……とか言わないよね?」
「塗ってないです……。はい。孤児院は貧しいところだったので、買える余裕もなく……。それに、僕は孤児院で酷い扱いを受けていたので……」
目を伏せてそう言うと、ひめなさんが口を開いた。
「マジか……。スキンケアも、日焼け止めも塗らせないとかマジありえない!あつぴ!今からあつぴに合う日焼け止めとスキンケアセット買いに行くよ!」
ひめなさんは僕の腕を引っ張ると化粧水や乳液の売ってるコーナーに行った。
「豆乳イソフ○ボンとか良いって聞くけど……。でも、合う合わないがあるからなぁ……。」
「い、いえ、ほんとお構いなく……」
「てゆーか、気になったんだけどさ、敬語要らないっしょ。ふつーにひめなって呼んで欲しいし、敬語もなんか距離感感じるんだよね〜。」
突然何を言い出すかと思えば、敬語の話だった。
「それに、あつぴより私チャンの方が年下だろうし……。マイメンが敬語とかぴえんだよ」
「……じ、じゃあ……ひめなちゃんで……」
「おけまるっ!さ、探しに行くよ〜!」

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作者名:柚希 | 作成日時:2023年8月24日 14時

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