I、愛、哀2【谷山紀章】 (ページ34)

今日:15 hit、昨日:3 hit、合計:66,052 hit

▽ ページ34

「＿＿＿＿別室に移動お願いしまーす！」

スタッフ(？)の一言にぞろぞろと移動するキャスト陣
何やら、公式ガイドブックを作るらしく、
キャラボイスの人も載せようという話になったらしい…

本当は、打ち合わせだったのだが、
主要キャラだけの公式ガイドブックを作るにあたり、撮影＿＿＿

後に、サブキャラのいるガイドブックも作るのだとか……

そして、今日の打ち合わせは、
後日のイベントの打ち合わせなのだ

監督とスタッフ(？)数名、僕、由佳、紀章さん、
達先輩、マモ先輩、梶先輩という、
何とも居づらいメンツである((
だって、紀章さんも達先輩も威嚇しているように感じる((

いや、もうね
訳がわからないし、威嚇したいのはこっちだし…
あんな写真、送ってきやがって((

別室に入っていくと、後方で由佳が
"レオだ！"なんて声を出した
…ゴメン、眼鏡もコンタクトもしていないからまったく誰かわかんないわ

「監督が早くしてほしそうだから、並んでね～」

「言ってないだろ！？」

「あははっ、嘘だよ！」

そんな監督との一興をして、"あ、そうそう"と付け足した怜音は
僕を指さして言った

「Go」

怜音が首を振った先には、テーブルの上に大きなバッグが置いてあった
嫌な予感がして、逃亡を図るも達先輩に首根っこを掴まれる

A「やだ、無理！」

「俺が、綺麗にしてやっから♪」

A「勘弁して！？」

宮野「え、何々！？」

A「ほら、他の人まで興味をもっちゃったじゃんか
もう！」

「わかった、最後に由佳と撮ってやる
…てか、その予定らしいし」

A「だからって、無理！」

達央「んだよ、Aちゃん
まるで、風呂から逃げ回りたい猫みてぇ」

A「無理みが強い！」

一向に放してくれない達先輩の手を叩くも、
何も起こらない

よし、こうなったら…＿＿＿＿＿＿＿＿

『はねる』を使った▼

…しかし、何も起こらなかった▼

「ﾝﾝﾝﾝﾝﾝ！！！」

目の前で悶えている相方

A「は？」

「か、可愛い…！
は、しんどみ」

A「おー、そうか
目を抉られてぇのか、そうかそうか」

梶「普通にエグいことを平然とまぁ…」

達央「諦めろ」

A「それは、何に対して！？
てか、放してください！」

「あの～、コントをするのは勝手ですが＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

今の状況を打破する手助けに入った怜音だったが…

紀章「放せよ、いい加減
嫌がってんだろ」

紀章さんが達先輩の手首を強く握った